2017年1月25日 (水)

『楽しく学べる「知財」入門』(講談社現代新書)は、2/15発売!

最新刊のタイトルが、『楽しく学べる「知財」入門』(講談社現代新書)に決まりました。価格は929円(税込)です。発売予定日は2月15日で、オンライン書店ではすでに予約受付も始まっています。表紙やオビのデザインは、来週には確定する予定です。

http://www.amazon.co.jp/dp/4062884127

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2017年1月19日 (木)

再校ゲラのチェック中です!

只今、来月中旬発売の最新刊の再校ゲラのチェック中です。初校ゲラと比べて綺麗な図版も入り、完成に近づいていることを実感しています。

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2016年12月29日 (木)

初校ゲラのチェック中です!

世の中は年末モードですが、私はクリスマスの三連休以降、最新作の初校ゲラのチェックをして過ごしているところです。来年2月に出版予定ですが、ゲラが手元に来ると出版間近という実感が沸いてきますね。あともうひと踏ん張りです。皆様、良い新年をお迎えください!

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2016年12月 9日 (金)

2017年2月中旬に最新作を出版予定!

約1年間にわたり、地道な調査・取材を重ねながら執筆してきた最新作が、2017年2月中旬に出版される見込みとなりました。(当初、今年末の出版を目指していたのですが、少し後ろにずれ込んでしまいました。)

今回の著作は、知的財産全体をカバーした網羅的なものです。「新書」として出版されるため、今までの作品と比べて、より一般向けの内容となっていますが、楽しくわかりやすい本を目指している点に変わりはありません。

なるべく完成度の高い作品になるよう、鋭意努力中です。年明けくらいには詳細について公表できるようになると思います。皆さま、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

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2015年10月12日 (月)

10/22(木)、初めて名古屋で講演!

今まで関東、関西、東北では講演をしたことがありましたが、初めての東海地方での講演のご連絡です。

10月22日(木)の午後7時から名古屋の「オモシロ特許研究会」で講演を行います。東海地方にお住まいの方でご興味を持たれた方は、私までご一報ください。

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2015年7月 8日 (水)

7/17(金)、NACK5(FM79.5)に出演!

久々のラジオ番組出演のご連絡です。

7/17(金)の24時~25時(7/18(土)の0時~1時)に、埼玉県のFM局である「FM NACK5(ナックファイブ)」のトーク番組「セイタロウ&ケイザブロー おとこラジオ」に出演します。収録のため大宮まで行きます。

決して怪しげな番組ではありません。過去には、石破茂(政治家)、山口達也(タレント)、吉越浩一郎(トリンプ日本法人の元社長)、横尾忠則(アーティスト)といった各界の著名人もゲスト出演しています。

首都圏では、インターネットラジオ「radiko」の無料版で聴取可能ですが、東北地方ではそのまま聴取できません。東北地方で「FM NACK5」を聴くには、「radiko」の有料版「radikoプレミアム」(月額350円)に加入しなければならないのです。東北地方の皆さん、ごめんなさい!

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2015年5月21日 (木)

『社長、その商品名、危なすぎます!』

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弁理士で知財コンサルタントの富澤正さんが、日本経済新聞出版社から『社長、その商品名、危なすぎます!』を出版されました。弁理士が出した一般書は、おそらく私が昨年出版した『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)以来だと思いますので、ご紹介させていただきます。

今まで商標を題材にした書籍はいくつかありましたが、「キリン」「面白い恋人」「加圧トレーニング」「オリンピック」など事例の豊富さと、商標の「登録要件」「類否判断」などについてわかりやすく網羅的に解説している点は、類書と比べて優れていると感じました。奥の深い商標の世界を平易な言葉で解説することについては、著者も苦労されたと思います。

また、著者自身が登録商標を持っており、実際にそれを使ったビジネスをしていることで、単なる解説本とは異なる説得力がありました。商標に興味をお持ちの方は、ご一読されてみてはいかがでしょうか?

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2015年4月18日 (土)

切り餅特許裁判、謎は解けたか?

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越後製菓とサトウ食品の間で勃発した「切り餅特許裁判」の第二次訴訟の判決文が公開されました。

この事件の最大の謎は、越後製菓による「側面に切り込みを入れた餅」の特許出願の前に、サトウ食品が「側面に切り込みを入れた餅」を「こんがりうまカット」としてイトーヨーカ堂で販売していたと主張していたことの真偽でした。

第一次訴訟では、その際に販売されたものとしてサトウ食品が裁判所に提出した「上下面に加えて側面に切り込みを入れた餅」が、捏造品だと疑われたわけです。サトウ食品の説明によると…、

①「こんがりうまカット」は当初、「上下面に切り込みを入れた餅」として企画された
②しかし、販売直前になって「側面の切り込み(サイドスリット)」を追加することになった
③それにもかかわらず、包装のデザイン変更が間に合わず、「上面に切り込みを入れた餅」の絵が描かれた包装に入れられて販売された
④販売の途中から安全面・衛生面の理由で「側面の切り込み(サイドスリット)」を入れることが中止となった
⑤9か月後に「上下面に加えて側面に切り込みを入れた餅」が「パリッとスリット」として発売されることになり、「上下面に加えて側面に切り込みを入れた餅」の特許出願が行われた

とのことなのですが、状況的にあまりにも不自然であると、第一次訴訟では裁判官にまったく信用してもらえなかったのです。

拙著『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)の203~204ページに、裁判官に疑わしいと指摘された事項が箇条書きされていますが、今回の第二次訴訟では、どのような判断がなされたのでしょうか? 以下、ご紹介します。(※「…」は中略で、かっこ書きは私の加筆です。)

1. 「こんがりうまカット」は、「営業と開発部が共同するという新たな開発スタイルであったという、被告(サトウ食品)の歴史という部分を踏まえて長期間保管していた」。

■もし記念ということで長期間保存するのであれば,…サイドスリットが入っていない「こんがりうまカット」を保管すれば足りると思われること,…サイドスリットのないものを保管する方が合理的であると考えられるにもかかわらず,そのような事実が一切認められないこと,以上からすれば,被告の上記主張は採用することができない。

2. イトーヨーカ堂のバイヤーに、「こんがりうまカット」には、上下面の切り込みに加えて、側面の切り込み(サイドスリット)を入れることを口頭で伝えた。

■(イトーヨーカ堂のバイヤーはサイドスリットを設けることについての)説明を受けた記憶はないこと,商品の仕様について一度了解を得た商品の内容を変更するに当たっては,口頭で了解を得るということはあり得ず,必ず文書を提出してもらうことになっていたと述べていることからして,被告の上記主張は採用することができない。

3. 「こんがりうまカット」の包装の図面に、切り餅の上面の切り込みが描かれている一方で側面の切り込み(サイドスリット)が描かれていないが、包装の図柄と内容物が異なってしまったのは、包装のデザイン変更が間に合わなかったため。

■個包装に…注意書きと図面を入れた理由は,「社長から,お客様が個包装を開けて餅を見たときに,餅に切り込みが入っていることを不審に思うといけないので,内装に,餅表面に切り込みが入っていることを知らせる告知表示をするよう検討してほしいとの話があった」からというのであるから,…サイドスリットが…スリット位置を示す…図面に記載されていないということになれば,なおさら強い理由で,それに接した消費者は,サイドスリットが入っていることに疑念を抱くというべきであるところ,証拠…によれば,「こんがりうまカット」に関して消費者からのそのようなクレームは存在していないと述べていることが認められるから,実際は,個包装の中にサイドスリットが入った餅が入っていたとは考えられないというべきである。

4. 側面の切り込み(サイドスリット)について、工場から安全面・衛生面で問題が発生する可能性があるとの連絡を受け、途中から側面の切り込み(サイドスリット)がない「こんがりうまカット」を製造・販売するようになり、イトーヨーカ堂のバイヤーに口頭で了解を得た。

■もし中止の理由が細菌や微生物の汚染などの衛生面にあったとするならば,それこそ大問題であり,本来であれば販売先のイトーヨーカ堂に直ちに報告した上で,消費者に対しても注意を呼びかける等の処置を講じ,既に販売している商品を回収するべきであるところ,当然のことながら,そのような事実は一切存在せず,仮にそのような事実を隠した上で秘密裏に販売を中止したというのであれば,それこそ,食品製造会社としての責任を問われることになりかねないのであるから,そのような重大な内容を含むサイドスリットを中止するという仕様変更について,立ち話程度で口頭で…(イトーヨーカ堂のバイヤー)より了承を得たにとどまるとの上記証拠は到底信用することができない。

5. 上下面の切り込みに加えて側面の切り込み(サイドスリット)を入れた切り餅についてサトウ食品が特許出願したのが、イトーヨーカ堂で販売していたと主張する時期の9ヶ月も後(2003年7月17日)だったのは、当時の担当者の特許法の知識が不足していたため。

■(9カ月も後の)特許出願が,既に公然実施されたサイドスリット入りのものを含む内容で出願されたのは,担当者…において,特許法の知識が不足していたことによるものと主張し,それに沿う証拠として,…(担当者の)陳述書…を提出する。しかし,そもそも公然実施によって特許が新規性を欠如する(特許法29条1項1号)との点は,特許法の基礎的な知識であって,仮にも食品製造会社において特許出願を担当していた者がその点に思い至らないなどということはおよそ考えられないこと,…平成14年2月の段階で,イトーヨーカ堂の店舗で販売を予定する新商品である「こんがりうまカット」については特許を申請し他メーカーにまねをされないようにするとの方針が被告の当時の代表者…らが出席した会議において決定がされており,少なくともその後に特許法に関して理解がないことを自認する者が担当者とされることは極めて不自然であること,…仮に…(担当者)に特許法の知識が不足しているのであれば,前記社長方針に従って社内全体で特許による技術防衛を図るのが自然であると思われること,そうすると,…(担当者)が陳述書において,「今思えば,自分の理解の浅さを恥じるばかりですが,当時の私は,平成14年10月から11月にかけて当社がサイドスリット入りの餅を販売していたということが,特許申請にあたっては問題となる,ということは思いもよりませんでした。」とする部分は到底信用することができないというべきである。

じつは、サトウ食品は第二次訴訟では、追加で多くの証拠を提出したのですが、証拠を追加したことで、裁判官に、ますます信用されなくなるという事態に陥ったことがわかります。ニュースリリースが弱気のトーンであった理由も理解できますね。

サトウ食品の佐藤社長は、「証拠の捏造は天地神明に誓ってやっていない」と主張していましたが、今回の判決文を読んだ限りにおいては、正しい情報が社長に伝わっていなかった可能性も考えられます。同社は企業としてのガバナンスを再考すべきでしょう。

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2015年4月11日 (土)

越後製菓 VS サトウ食品 切り餅を巡る熱き戦い

今回のタイトルは、拙著『すばらしき特殊特許の世界』(太田出版)の小見出しです。

越後製菓とサトウ食品の間で勃発した「切り餅特許裁判」は、同書の196頁から213頁で詳しく解説しています。「側面に切り込みを入れた餅」の特許を持つ越後製菓が、「側面のみならず上下にも切り込みを入れた餅」(パリッとスリット)の製造販売をしていたサトウ食品を特許侵害で訴えたわけですが、この裁判では、結局、サトウ食品が越後製菓の特許を侵害しているとして、約8億円の損害賠償の支払いが命じられました。

4月10日、越後製菓が対象商品を拡大してサトウ食品に対して起こしていた特許侵害訴訟の判決が東京地裁でありました。今回も特許侵害が認められ、サトウ食品に対して約7億8000万円の賠償が命じられました。

この裁判については、様々な論点がありますが、個人的に興味があるのは、拙著にも書いた通り、サトウ食品が裁判所に提出した証拠品が「捏造」だったのかどうかという点です。

じつは、今までの裁判や無効審判において、サトウ食品は一貫して、越後製菓が「側面に切り込みを入れた餅」の特許出願をする前に、自分たちがイトーヨーカドーで「側面に切り込みを入れた餅」(こんがりうまカット)を販売していたので「越後製菓の特許は無効」と主張してきました。

しかし、証拠品として餅の保存品を提出したのにもかかわらず、今のところ「捏造」だと疑われて信用してもらえていません。今回の裁判でも、東京地裁は「信用できない」と退けました。小保方晴子さんのSTAP論文のように「捏造」と言い切れる証拠があれば良いのですが、サトウ食品の証拠品は「疑わしい」だけで、「捏造」とは言い切れないので、どうもスッキリしません。ただ、いまだに裁判所の判断が覆らないところを見ると、おそらく「捏造ではない」という決定的な証拠もないのでしょう。

「切り餅特許裁判」の今後の行方が気になるところですが、サトウ食品は今後の対応について、「当社としましては、控訴するか否かを含めて本判決についての対応を社内において協議して参ります」とだけ述べています。今までと比べてかなり弱気のトーンなので、ここまで深みにハマってしまった一連の係争を終結させる方向で動いていくかもしれません。

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2015年4月 1日 (水)

「IPFbiz 知財・会計・ビジネスニュース」で紹介されました!

本日から新年度に入りました。東京は桜が満開ですが、仙台はまだ”つぼみ”の状態です。桜が咲きましたら、仙台の桜の名所の写真をUPしたいと思っています。

ところで、本日、「IPFbiz 知財・会計・ビジネスニュース」で、私自身についてご紹介いただきました。書籍ではなく自分自身のことがウェブ媒体で紹介されるのは、仙台に来てからは初めてだと思います。

稲森謙太郎×IPFbiz ~すばらしき特殊特許の世界~
http://ipfbiz.com/archives/inapon.html

対談形式で、本を書き始めた当時から現在までを順を追ってお話したため、私自身としても今までの軌跡を振り返ることができ、良い経験となりました。次回作についても言及してしまったので、その点ではプレッシャーも増していますが、ぜひ頑張りたいと思います。

Ipfbiz

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