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2011年10月27日 (木)

オリンパス騒動の怪

光学機器メーカーの名門オリンパスの経営が揺れています。「文化の違い」を理由に、当時社長だった英国人のウッドフォード氏を突然解任して、菊川会長が社長を兼務。その後、ウッドフォード氏が「オリンパスの過去の買収案件の不可解な点を菊川会長らに追及したところ解任された」と英米メディアに主張したため、オリンパスの株価が1週間ほどで半値に下がり、昨日、菊川会長兼社長も辞任しました。大変な混乱ぶりです。

報道されている通り、過去の買収案件については、アドバイザー会社への手数料が、結果的に買収金額の3割以上となっているなど、不可解な点が多過ぎますが、一連のオリンパスの対応にも不可解さを感じます。

ウッドフォード氏を解任後、彼を英国に帰国させた段階で、オリンパスは彼が何も反論してこないと考えたのでしょうか?「日本の文化が理解できない」だの「独断専横が過ぎる」だの、ウッドフォード氏の人格に問題があったかのような解任理由を発表したりすれば、ウッドフォード氏が反発してくることは火を見るよりも明らかだったはずです。

私が欧州旅行の帰りに立ち寄ったロンドンのホテルでBBCニュースを見たところ、このトピックが準トップ級の扱いでした。過去も日本企業が不祥事を起こすと、英米メディアは「旧態依然とした日本的経営」について喜んで批判するスタンスでしたから、その時も、「オリンパスが対応を誤れば、さらに騒ぎが大きくなるのは確実だろう」と思いましたし、実際にその通りとなりました。(日本の会社のトピックであるのにも関わらず、日本での報道があまり大きくなかったことには違和感を感じていましたが・・・。)

過去の多額の金額が絡んだ取引の詳細については私は知る立場にありませんが、「何の問題もなかった」と主張し続けるのも、さすがに苦しい気がします。まあ、今さら「当時の経営陣の重大な判断ミスでした。ごめんなさい」と謝ってしまうことはできないのかもしれませんが・・・。

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