2007年10月22日 (月)

「Sea of Japan (East Sea)」

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『Financial Times』(10月19日号)の日本特集を読んでいたら、そこに出ていた日本地図に、「Sea of Japan (East Sea)」という形で、日本海(Sea of Japan)と東海(East Sea)が併記されていました。大韓航空機の機内で、日本海が東海(East Sea)と表記されているのは、まあいいとしても、東海(East Sea)が英国系の新聞にまで進出しているとは、正直驚きました。一般的には、日本海の単独表記となっているからです。

昨年、韓国側の圧力で「Google Earth」における表記が二転三転するなどしましたし、今後、ますます東海(East Sea)を目にする機会が増えるかもしれません。なお、韓国では、東シナ海(East China Sea)は、南海(South Sea)と呼ばれているのですが、この地図では南海(South Sea)は併記されていませんでした。

ところで、韓国といえば、日本と往復する間、友人から借りていた『マンガ嫌日流』を一読してみました。巻末に大量の参考文献が記載されているのにも関わらず、事実誤認や一方的な決め付けの多さに驚かされましたが、熱血漢溢れる主人公のキム・ハンス君は憎めないキャラでした。以下のセリフには正直笑ってしまいましたが・・・。

・なぜ君たち日本は覇権主義的な軍事拡張路線しか考えられないんだ?
・天皇に仕えた部下たちは戦争に負け極東国際軍事裁判(東京裁判)にかけられましたが、そこで彼らは「天皇に脅迫されだまされて仕方なく戦争に参加した」と言ったんです。ご存知でしたか?そして天皇は次のように反論しました。「あいつらが勝手に罪を犯したんだ!」「私には何ら罪がない。罪を犯したのは部下たちだ!」(そんな事実はありません)
・すべて詐欺です!都合の良い言い訳に過ぎません!(取引先の日本人部長に、「『嫌韓流』にも書かれているが、日本と併合する前と後の資料を比べると韓国が発展していたことがわかる!韓国は間違いなく日本に助けられたのだ!!」と反論されて)
・独島は大昔から我が領土なんだ!黙って聞いてりゃ、あれ出せこれ出せと何でもかんでも丸ごと飲み込もうとしやがる日本人!

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2007年10月12日 (金)

For restrooms, Go back toward your behind.

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昨日のウォール・ストリート・ジャーナルの一面に、この怪しげな英語が掲載されていました。記事そのものは、米国の空港内の表示を分かり易くするための試みについてなのですが、どういうわけか、記事とは何の関係もない”仙台にあるJR駅構内のトイレの案内板”の写真が載っているのです。

化粧室は後方へ For restrooms, Go back toward your behind.

これって、昔の写真でしょうか?それとも、この案内板、今でも仙台にあるのでしょうか?日本国内にある怪しげな英語は、かなり減ってきたと思っていただけに、こんな写真が米国の新聞のトップページに載っているだなんて、ちょっとショックです。仙台在住の方、情報を頂けますと大変有難いです。宜しくお願いします。

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2007年10月 3日 (水)

どうなる、ミャンマー?(その2)

ここのところ、ずっと仕事と勉強だけのオタク生活を送っているため、あまりメディアには触れていないのですが、一連のミャンマー(ビルマ)情勢の報道を見ていて、この国の呼称について、以下の法則があることに気がつきました。

1.英国系メディア(BBC, Financial Timesなど)は、基本的に、ビルマのみ
2.米国系メディアは、基本的にはミャンマーで、ビルマが使われることもある
3.米政府は、ビルマ

英語としては「Myanmar(ミャンマー)」が新語であるためか、形容詞としては「Burmese」が使用されています。ちなみに、私が良く購入している旅行ガイドブックである『ロンリープラネット』は、「Myanmar(Burma)」と表記しています。

基本的に、現地語の国名はミャンマーですし、1989年以降は、公式英語表記を、それと同じミャンマーとしたのですから、本来は、それを使うべきでしょう。日本の国名を示す英語表記である「Japan(ジャパン)」を、「Nippon(ニッポン)」に変更するようなものでしょうから・・・。ただ、皆さんもご存知の通り、現在の軍事政権が改称を行ったことから、軍事政権を認めない立場の国や組織などは、依然として、この改称を認めず、ビルマを使い続けています。

ところで、英国メディアが、「Burma(ビルマ)」という呼称にこだわるのは、旧宗主国であることも一因かと思われます。最大都市である「ヤンゴン(Yangon)」も、旧称の「ラングーン(Rangoon)」から改められたものですが、BBCなどでは、植民地時代から使われてきたラングーンを依然として使用しています。英国で、政府もメディアもビルマの名称にこだわっているのは、政府とメディアとで対応が異なる米国とは対照的で面白いです。

なお、ブッシュも一貫してビルマという呼称を使っていますが、個人的に思うのは、ブッシュはミャンマーという呼称を知らないか、若しくは、正しく発音することができないのではないでしょうか?なんせ、「読みがな」を付けないと外国の国名や人名が発音できない人ですから・・・。スーチーさんの名前が正しく読めないほどですから、ミャンマーを正しく読めない可能性も高いかと思われます。(以下のサイトを参照。)

「読みがな」をふったブッシュ大統領の演説草稿 誤って国連ウェブサイトに掲載される(AFPBB News)
http://www.afpbb.com/article/politics/2288837/2181421

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2007年10月 1日 (月)

どうなる、ミャンマー?

大きく報道されているように、ミャンマー(ビルマ)情勢が緊迫しています。一昨日のロサンゼルス・タイムズとフィナンシャル・タイムズを見たら、ご覧のとおり、両紙とも一面に日本人ジャーナリストの長井健司さんが倒れこんでいる写真が掲載されていました。

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兵士から逃げるように走っている群集が身に付けているスカートのようなものは、”ロンジー”と呼ばれるもので、ミャンマーの伝統的な巻きスカートです。まだ、このような民族衣装が残っているのだなあ、と10年前の旅行に思いを馳せながら、同時に、ヤンゴン(旧ラングーン)中心部のスーレー・パゴダ付近の路上が兵士で守られ、緊迫した雰囲気となっている写真を見て、何とも複雑な思いに駆られました。(私は、スーレー・パゴダの直ぐ横にあるホテルに宿泊したのです。)

10年前のミャンマーは旅行者も少なく、人々は大変親切で、ボッタクリなどにも遭遇せず、非常に旅行をし易かったことを覚えています。軍事政権に不満を持っている人も多いようでしたが、それよりも、ASEAN(東南アジア諸国連合)への加盟も決まり、経済開放で街は活気付いていて、皆、それなりに生活には満足しているように見えました。カメラを向けると顔を真っ赤にして恥ずかしがる女の子に、つい胸キュンしたことが、まるで昨日のように思い出されます。

東南アジアでは最も好きな国であっただけに、このような事態になってしまい、大変残念です。今後のミャンマー情勢からは目が離せませんが、個人的には、国連のガンバリ特使に、名前の通り、ガンバッテもらいたいと思っています。(私も会うことのできなかったスー・チーさんに会ったのですから・・・。)なお、10年前のミャンマー旅行記にご興味のある方は、以下のURLをご覧下さい。
http://www.inapon.com/asia.htm

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2007年7月31日 (火)

5人に2人がお年寄り!?

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『The Economist』(7/28-8/3号)を読んでいたら、日本の人口減に関する特集が組まれていました。記事は、どういうわけか、いきなり”ポックリ寺”(老人が参拝するとその功徳でポックリと安楽往生できるという寺)の話から始まったので、ちょっと驚いてしまいました。この3ページに渡る記事を読み、世界に類を見ない速度で高齢化が進んでいる日本の現実を改めて認識させられました。”木(tree)から凧(kite)へ”というキャプション付きで日本の人口ピラミッドの変遷が紹介されていたのですが、2050年には、総人口の4割が65歳以上の老人という社会が到来すると予測されています。つまり、5人に2人がお年寄りということ。さすがにゾッとしますね・・・。やはり日本の未来は暗そうです。

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2007年6月 7日 (木)

なぜ、アリアース?

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タイム(TIME)米国版(6月11日号)を見ていたら、日本、ドイツ、チャド、米国、メキシコの5カ国の家庭食材が紹介されている記事がありました。ここで掲載されている写真は、世界各国の家族が一週間に取る食事とその量を紹介している写真集「Hungry Planet - What the world eats?-」からの引用のようです。

突然日本のウキタ家の写真から始まります。夫婦と娘2人という家族構成のようです。わざとらしく配置された大量の魚は許せるとしても、背後のテレビに写っている「巣穴にプスリ!アリアース」のCMが気になって仕方がありません。この写真の撮影時に、たまたまアリアースの宣伝が流れていたとは考えにくく、やはり”やらせ”でしょう。写真の横に、「妻サヨは魚と野菜を使った伝統的な食事を準備するが、娘たちは良くファストフードを食べる」とあり、日本の食事の西洋化が進んでいることが説明されていました。

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2007年5月23日 (水)

ハケン、フリーター、ニート

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『ビジネスウィーク』5月28日号を見ていたら、日本の格差問題について取り上げている記事を見つけました。わずか月給1,100ドル(約13万円)でヤマト運輸(クロネコヤマト)の派遣社員として働くネハシ・サダアキさん(31歳)が写真付きで紹介されていて、就職難の時代(就職氷河期)に正社員になり損ねた20代後半から30代前半の世代が、新たな下層階級を形成しているという内容でした。昨今話題の偽装請負問題のことなども取り上げられています。

紙面下の解説欄で、”派遣社員(Hakenshain)”、”契約社員(Keiyakushain)”、”フリーター(Freeters)”、”ニート(NEETs)”を、日本の新下層階級”(New Underclass)の4つのサブグループとして強引にまとめていたのには笑ってしまいましたが・・・。

個人的には、確かに彼らを非常に不運で可哀想であるとは思います。しかしながら、ここで彼らが運良く正社員になれたとしても、良好な待遇がずっと継続するとは限りませんし、そもそも会社自体もずっと存続するとは限りません。将来的にリストラされたり会社が倒産したりするリスクは常にあるわけです。そう考えますと、やはり、一人一人が自分の知識、技術、能力を高めていくことによって、どこに行っても通用するような人材になることが最善の方策ではないでしょうか?

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2007年5月16日 (水)

こいつら、誰だ?

日本のウェブやテレビで大きく報道されているので、皆さんも既にご存知のことかと思いますが、本ブログでも紹介した中国・北京市の石景山游来園が大きく模様替えを行ったようです。「パクリではない」「ミッキーではなく大きい耳の猫」などと開き直っていた同園でしたが、米ウォルト・ディズニー社が著作権侵害の疑いで北京市版権局に通報し、当局が調査に乗り出したこともあり、突如として人形を壊したり横断幕を差し替えるなどの“証拠隠滅”を図ったようです。

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その報道を耳にしたので、「白雪姫と7人のこびと」の写真などが掲載されていた同園のウェブサイト(http://www.bs-amusement-park.com/)が、その後どうなったのか、大変気になっていました。どういうわけか、ここ数日は全然アクセスすることができなかったのですが、先ほど繋がったので、早速内容を見てみました。すると、ディズニー・キャラもどきの人形の写真は既になく、代わりに同園のオリジナル・キャラと思しき怪しげな人形の写真に差し替えられていました(上の写真)。あまり可愛くありませんね。いったい何て名前なんでしょうか?これも何かのパクリだとしたら笑ってしまいますが・・・。

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2007年5月11日 (金)

中東にもニセ・ミッキー登場

Hamas_mickey (AP=共同)

Franchescaさんから教えてもらったのですが、中国だけではなく、中東にもニセ・ミッキーがいることが分かりました。パレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」が運営する子供向けテレビ番組に、ニセ・ミッキーマウスが登場し、「イスラム社会は繁栄を取り戻してエルサレムを解放する!」とか、「殺人者に侵略された全ての国を解放する!」などと甲高い声で叫びながら、子供たちに米国やイスラエルとの戦いを説いているのです。電話での対話では、子供が「私たちは負けてしまう・・・」と漏らすや否や、ニセ・ミッキーは「NO!」と激高しながらそれを否定し、「ブッシュに勝つ!シャロンに勝ってシャロンは死ぬ!」などと主張します。

この番組はパレスチナ自治区のガザ地区で放映されていたようですが、早速、その内容についてイスラエル側から苦情を受けたため、あっけなく放送中止に追いやられたようです。今回はその内容の過激さが目立ち過ぎたこともあり、著作権侵害については話題にも上らず、ディズニー社も本件については何のコメントも出していないそうです。

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2007年5月 5日 (土)

誰か連れてってください!

最近、中国・北京市郊外にある石景山游来園(Shijingshan Amusement Park)という遊園地のことを知りました。とっても興味があります。私が日本に帰った際で結構ですから、誰か連れてってください!

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日本では既にネットやテレビで話題になっているようですが、ご存じない方のためにご説明します。この遊園地、「ディズニーランドは遠すぎるので、石景山游来園にいらっしゃい!」をキャッチフレーズに、スタッフがディズニー・キャラクターに扮して、園内をウロウロ動き回っているのです。ウェブサイト(http://www.bs-amusement-park.com/)も見てみたのですが、堂々と「白雪姫と7人のこびと」らしき写真が掲載されていますし(上の写真)、遊園地中央にあるのは”シンデレラ城”のようです(下の写真)。

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当然のことながら、ディズニー側からの使用許可は一切取っておらず、完全に著作権の侵害状態。中国政府主導で運営されている国営遊園地ということですから笑ってしまいますが、こんな面白い遊園地のことを今頃知るだなんて、知的所有権ネタに詳しいはずの私としては、恥ずかしい限りです。

http://www.afpbb.com/article/1528294
(AFP BB News:ドナルド・ダックとミニーマウスがいます。ミニーの腕が見えている。)

ロサンゼルス地区でも、この遊園地のことが現地の日系放送FCI(フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル)のニュース番組で取り上げられたと聞き、早速日本人の知人からビデオを入手して見てみました。

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!!!ディズニー・キャラクターだけではなく、ドラえもんやキティちゃんまでいるではありませんか!ドラえもんは激ヤセしているし、キティちゃんはヒゲが縮れています。その”劣化コピー”ぶりが、いかにも手作りらしく、見ていて微笑ましいですが・・・。ただ、ここまで真似しておきながら、遊園地の社長はオリジナルキャラだと主張しているのだから困ってしまいます。

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あのね、おっさん・・・。いくら何でも、「大きい耳の猫」はないでしょ!もっとも、園内のスタッフは、香港ディズニーをパクっていることをアッサリ認めています。日本企業とは異なり、中国では社員教育(というか、口裏あわせ)は徹底していないのでしょうか?

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どうやら、既に米国にもバレてしまったようですから、これらのキャラクターもいずれは消える運命にあるのでしょう。それにしても、依然として変わらない中国人の著作権に関する意識の低さは、本当に何とかならないのでしょうか?

まあ、中国の場合、著作権法が施行されたのが1991年で(ちなみに特許法施行は1985年)、TRIPs協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)に適合したのが2001年。その歴史の浅さを考えると、やはり、中国人の意識が変わるまでには、まだまだ時間が掛かるのかもしれません。(実は、日本にも、「奈良ドリームランド」というディズニーランドを”劣化コピー”したような遊園地が存在していたそうですが・・・。↓)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

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2007年4月21日 (土)

皆で武装すれば怖くない?

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大きく報道されている通り、 今月16日、米国東部バージニア州にあるバージニア工科大学で韓国人学生が銃を乱射し、32名が殺害されるという衝撃的な事件が起こりました。1999年にコロラド州のコロンバイン高校で13名が犠牲になった事件を上回る、米国史上最悪の銃乱射事件となったわけです。

基本的には、この韓国人学生が相当”ヤバそう”な人物であったこと、そして、”ヤバそう”な兆候が沢山現れていたのにも関わらず大学も警察も適切な対応を取らなかったこと、この2点に大きな問題があるのは間違いありません。でも、それ以上に問題なのは、こんな”ヤバそう”な奴が手軽に拳銃を2丁も購入できることでしょう。そのうちの1丁はインターネットで購入して大学の目の前にある質店で受け取り、もう1丁はガンショップで直接購入してから射撃場に試し撃ちに行っていたそうです。

米国憲法修正第二条で「武装の権利」を謳っていることや、全米で個人が所有している銃が約2億丁もある現実を考えると、米国社会から銃を切り離すことは基本的に不可能ですから、こういった”ヤバそう”な人物が銃を購入するのを防ぐか、若しくは購入後の行動を逐次モニタリングするくらいしか対策はないのでしょうか?米ゾグビー社の世論調査では、「もっと多くの市民が銃を持てば、悲劇を防げる可能性がある」と回答した人が4割近くもいたそうです。なるほど、皆が武装するという対策もアリかもしれませんね。

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2007年2月19日 (月)

遺産、娘、邸宅の行方は?

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CPA試験の勉強中で、あまりテレビを見ていないのですが、たまにテレビを見ると、相変わらず今月初旬にフロリダで急死した元プレイメイト、アンナ・ニコル・スミスさん(享年39)の急死を巡るドタバタが取り上げられています。

スミスさんは94年、テキサス州の石油王ハワード・マーシャル氏(当時89歳)と結婚するものの、翌年マーシャル氏が死亡すると、推定16億ドル(約1942億円)に及ぶ遺産を巡ってマーシャル氏の息子と法廷争いとなり、全米で大きな話題となりました。

最近、スミスさんの遺言書が公開され、最初の夫との息子であるダニエルさんが相続人となっていることが明らかになったのですが、ダニエルさんは昨年9月に既に薬物過剰摂取で急死していることもあって、生前スミスさんと疎遠になっていた母親からは、早くも遺言状が無効だとする声が上がっています。

また、スミスさんには、昨年秋に生まれた、ダニエリン・ホープ・マーシャル・スターンちゃんという娘がいるのですが、亡くなる直前まで一緒に暮らしていた弁護士のハワード・K・スターン氏を含めて3人の男性が「自分が父親だ」と名乗り出ており、また、スミスさんが冷凍保存したマーシャル氏の精子を使って妊娠したとする説まで出てきています。

さらに、亡くなる直前まで暮らしていた、バハマ・ナッソーにある邸宅を巡って、所有権争いが持ち上がっています。邸宅の元の持ち主である、スミスさんの元恋人G・ベン・トンプソン氏が、「家は貸しただけ」と主張しているのに対し、スミスさんは生前、邸宅はトンプソン氏からの「贈り物」であり、自分のものであるとする訴えを起こしていたのです。

遺産、娘、邸宅を巡って、事態は混沌としてきていますが、ここまで波乱に富んだ人生も凄いと思います。真似しようと思っても簡単に真似できるものではありませんね。ところで、実は、私は一度だけ、生前のスミスさんを見たことがあります。05年6月のロサンゼルス・ウエストハリウッドのゲイ・レズビアン・パレードの会場においてです。冒頭の写真がそうなのですが、同性愛コミュニティへの多大な貢献から、ウエストハリウッドでは、「アンナ・ニコル・スミス・デー」なるものまで制定されていたのです。

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2007年2月11日 (日)

マカオ、カジノ世界一に

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唐突ですが、今月下旬のCPA試験後、2泊3日の予定でラスベガスに行くことにしました。車で4時間程度で行ける場所に住んでいるのですが、ラスベガスに行くのは、02年11月に母親と妹を連れて行って以来ですから、4年3ヶ月ぶりとなります。おそらく、現地はそれほど変わっていないのではないかと思っています。(ちなみに、冒頭の写真は、前回訪問時に撮影したダウンタウンのフリーモント・ストリートの様子です。)

ところで、ラスベガスに関連して、最近気になるニュースがありました。マカオの昨年のカジノ関連収入が、ラスベガスのストリップ地区を初めて上回る見通しになったそうです。確かに、マカオは「東洋のラスベガス」とも称されていますが、私が訪れた7年前(99年12月)は、どちらかと言うと、寂れた印象が強かったので、あのマカオがラスベガスを抜いたなんて、ちょっと嘘みたいです。

昨年のマカオのカジノ関連収入は、5年前と比べて3倍の規模に膨らんだそうですが、これも02年のカジノ市場対外開放の影響により、次々と外資系の大型ホテルが建設された影響が大きいようです。99年当時と比べると、雰囲気も随分と変わったのでしょう。

ただ、世界中から観光客が集まるラスベガスとは異なり、マカオへの観光客の93%は、中国本土から来ているそうです。依然として、カジノホテルの規模の点では、ラスベガスの方がマカオを上回っていますし、ラスベガスにはカジノ以外の娯楽も沢山ありますから、マカオが世界首位に躍り出たのは、マカオのカジノで中国人がジャンジャンお金を使いまくった結果に過ぎないようにも思えます。

なお、99年12月20日のマカオ返還(ポルトガル→中国)にあわせて現地を訪問した際の様子については、「いなぽんの香港・マカオ旅行記」としてUPされていますので、ご興味のある方は、是非ご覧になってください。

http://www.inapon.com/hkmacau.htm

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2007年2月 8日 (木)

変態教師、ついに逮捕!

既に大きく報道されているとおり、警視庁少年育成課は7日(日本時間)、男児の裸の写真を電子メールで送ったとして、交通事故で死亡した子供の写真を無断でホームページに掲載していた東京都羽村市の小学校教諭・渡辺敏郎(としお)容疑者を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕しました。

「児童買春・児童ポルノ禁止法」とは、正式名称を「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」といい、平成11年11月1日に施行された、比較的新しい法律です。児童買春と児童ポルノを禁じるもので、条文は全部で17条しかありません。

渡辺容疑者はホームページにコメントを書き込んできた男性2名に対して、日本とマレーシアで自分が撮影した着替え中の男児の写真2枚を送信した疑いが持たれています。どうやら警視庁は、渡辺容疑者のパソコンに、児童ポルノをホームページに掲載したことを示すログが残っていなかったため、児童ポルノを電子メールで送信した記録を探し出したようです。渡辺容疑者は画像を無償で送ったようですが、有償・無償に関係なく、同法の第七条が適用されます。

(児童ポルノ提供等)
第七条 児童ポルノを提供した者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。電気通信回線を通じて第二条第三項各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写した情報を記録した電磁的記録その他の記録を提供した者も、同様とする。

ここで言う「第二条第三項各号」とは、以下に示すものです。

 一 児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態
 二 他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
 三 衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの

今回のケースでは、「着替え中の男児の写真」を送信したとのことですから、第三号に該当したことになります。なお、この法律では、18歳未満はすべて「児童」と定義されていますので、17歳11ヶ月でも「児童」ということになります。

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2007年1月29日 (月)

「そのまんまブランド」の危機?

そのまんま東こと、東国原(ひがしこくばる)英夫氏が宮崎県知事になりました。個人的には横山ノックを選んだときと同じ過ちを繰り返しているような印象を持たないこともないのですが、ネガティブに考えず、同氏の活躍に期待したいと思います。

ところで、 「そのまんまブランド」として宮崎県の特産品を売り出すとした東国原知事の公約実現が、早くも危ぶまれていることが報道されていました。「そのまんま」の商標がすでに51件あり、商標登録できない可能性が高いためとのこと。確かに、特許電子図書館で検索すると、以下のようなものがヒットしました。

3. 登録2418726 そのまんまちょっと
4. 登録2636673 米そのまんま
8. 登録3238764 畑そのまんま
11. 登録3340256 そのまんま果実
12. 登録3343477 そのまんまシーツ
15. 登録4082012 そのまんまヨーグルト
22. 登録4235153 そのまんまレンジくん
26. 登録4304246 そのまんま大事典
31. 登録4422420 そのまんまじゃん
36. 登録4559596 そのまんまたけるくん
37. 登録4579218 イナゲルそのまんま
38. 登録4637667 そのまんまっ黒
39. 登録4702828 そのまんま大自然
42. 登録4922513 そのまんま本舗
43. 登録4949784 土からそのまんま
45. 商願2005-072531 そのまんま業冷庫
46. 商願2005-072532 そのまんまチルド庫
47. 商願2005-072533 そのまんま冷凍庫
48. 商願2005-072534 そのまんま保管庫

東国原知事は「商標登録のことは初めて知った。対策を考えたい」と話しているそうですが、果たしてどうなることやら・・・?

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2007年1月19日 (金)

スタープレヤコーヒー

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上の画像を見てください。左側がお馴染みの”スターバックスコーヒー”のロゴで、右側が韓国にある”スタープレヤコーヒー”のロゴです。普通に考えれば、スタープレヤはスターバックスの”モノマネ”以外の何物でもないのですが、この類似商標を巡る訴訟で、なんと、スターバックスが負けてしまいました。(韓国最高裁の判断であるため、敗訴確定。)以前、中国における類似の訴訟(”スターバックス”対”上海星巴克”)についてご紹介したばかりですが、中国ではスターバックスが勝利したのにも関わらず、どうして韓国では負けてしまったのでしょうか?

この訴訟の経緯についてご説明しましょう。2003年12月、スターバックスは韓国の特許審判院に対して、「スタープレヤ商標はスターバックス商標を模倣しており、権利を侵害された」として登録無効を請求しますが、「類似とは見られない」と拒否されたことから、特許裁判所に控訴。ところが、

1. スターバックスとスタープレヤの商標は見た目も呼称も全体的に似ていない(”スター”は一般的単語で識別力は弱く、ロゴもスターバックスが”人魚姫”である一方、スタープレヤは”女神”であり、類似とは見なせない)
2. スタープレヤ商標の出願までにスターバックス商標が韓国内で知れ渡っていた状態とは断定できない

という理由から、2005年3月に、特許裁判所も原告敗訴の判決を下しました。 そしてこの度、最高裁判所も特許裁判所の判断をそのまま認めたため、スターバックスの敗訴が確定したわけです。「韓国、いったいどうなっているんだ!」と思われる方も大勢いらっしゃることかと思いますが、韓国においては、森永製菓が”ハイチュウ”に似た商品”マイチュウ”に対する商標権侵害訴訟を起こした際も、あっけなく森永側の訴えが棄却されてしまいましたから、驚くに値しないことかもしれません。

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2006年12月12日 (火)

クラブきっず!

日本に一時帰国中、交通事故死した子供の写真を無断掲載していたホームページ「クラブきっず!」のことが報道されていました。このホームページは既に閲覧不能ですが、過去の掲載内容を調べてみると、幼い子供の水着写真、全裸写真、遺体写真などが大量に掲載されており、明らかに、幼児性愛者・死体愛好者向けの内容となっています。制作者が小学校の男性教諭であったことも大きな衝撃でした。スマトラ沖地震で犠牲になった子供達の写真なども掲載されているのですが、どうやら教諭自らが直接現地に行って撮影してきたもののようです。

Clubkids

匿名のメールにより、交通事故で亡くなった子供の生前の写真が無断掲載されていることを遺族たちが知ることとなるわけですが、死亡時の状況などについて侮辱的なコメントが添えられており、この教諭の異常な性癖が伺える内容となっています。

こんなホームページ、直ぐにでも削除すべきだと皆さんも思うでしょうが、遺族の1人が相談に行った際、警察は「今の法律では取り締まれない」と言って相手にしてくれなかったそうです。確かに、当人たちは既に死んでいるわけですから、人格権としての「肖像権」侵害を主張することはできません。結局、遺族が開設していたホームページの写真が無断掲載されているとして、今年9月に男性教諭は「著作権法違反」の容疑で書類送検されます。ここで著作権法が出てくるとは、何とか立件するための苦肉の策のようにも思えます。

そして今月4日、「著作権法違反」だけでは不十分と感じた遺族たちは、男性教諭に対する「侮辱容疑」の告訴状と、別の女児の全裸写真などを掲載したとして「児童買春・ポルノ禁止法違反容疑」の告発状を警視庁に提出しました。「侮辱罪」や「児童買春・ポルノ禁止法違反」に該当するのか良く分かりませんが、悪質なホームページを現行の法律で立件することの難しさを象徴する事件だと思います。

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2006年11月 9日 (木)

「KAT-TUN」赤西は、今どこに?

本日、フジサンケイ系のニュースサイト「ZAKZAK」を見ていたら、「海外留学のため芸能活動を休止する」と突然発表して姿を消した、人気アイドルグループ「KAT-TUN」(カトゥーン)のメンバー、赤西仁(じん)がロサンゼルスにいることが記事に出ていました。現地在住のライターが明かした赤西の近況が載っていたので、そのまま紹介します。

「10月下旬に、ロサンゼルスにやってきて、語学学校に留学しました。ただ、この学校があまりに日本人が多いため驚いて、今は他校に移ったようです」
「学生数が約500人で、うち39%が日本人です。午後12時45分の授業終了のころに訪れてみると、日本人学生がドッと出てきて、これでは、日本で有名チェーンの英会話スクールに通うのと、大差はないな、と感じました」
「それでも、赤西君は正規の授業の後に、セミプライベート的な授業を取るなど、懸命に語学を習得しようと努力したようです。何人かの学生に話を聞きましたが、『そっとしてあげて』という声も聞かれました」

コリアタウン近くの語学学校に通っていたものの、前述したような状況のため、間もなく別の学校に”転校”したようです。正直言って、このような事態に陥ることは事前に予測できたと思うのですが、いったい誰が留学をコーディネートしたんでしょうか?理解に苦しみます。私から一言。「あのさー、赤西君!こんなに日本人の沢山いるロサンゼルスの語学学校なんか選んじゃ駄目でしょ!日本にいるのと変わらんよ!ネブラスカとかサウスダコタに行きなさい!」

http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_11/g2006110811.html

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2006年10月20日 (金)

星巴克【Xingbake】

いきなりの中国語で驚かれたかもしれませんが、星巴克【Xingbake】とは、スターバックスコーヒーの中国語圏における漢字表記です。10月19日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)では、上海星巴克(Shanghai Xingbake)という現地の会社が、名前ばかりかロゴマークも似通っている店舗(以下の写真を参照)を展開していることで、スターバックスが裁判を起こしたことなどが記事になっていました。(この他、HONDAに類似するHONGDAや、Wal-Martに類似するWumartなどが紹介されていました。)

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WSJによると、上海星巴克(Shanghai Xingbake)側は、”Xingbake”という名前は決してスターバックスの真似ではなく、『ライオン・キング』のシンバ(Simba; Xinba)から取ったものだと主張しているようですが、そんな無理な理屈が通用するはずもなく、昨年、上海の裁判所は、上海星巴克に対して50万元(約720万円)の損害賠償を支払うよう命じました。(現在、上海星巴克が控訴中。)海賊版天国と言われて久しい中国ですが、米国や欧州の圧力を受け続けていることもあってか、最近は裁判所もマトモな判断を下しているようですね。おそらく控訴審でもスターバックスが勝利することでしょう。

ところで、実は日本でも、過去に同じような揉め事が起こったことがあります。2000年のことですが、ドトールコーヒーが展開しているエクセルシール・カフェ(Excelsior Cafe)のロゴマークが、スターバックスのロゴマークに類似しているとして、スターバックス側が、エクセルシオールのロゴマークの使用を差し止める仮処分申請を行なったのです。その直後、エクセルシオール側がロゴマークを”緑色から青色に変更”することで、あっけなく和解してしまいましたが・・・。なお、本件について更に詳しく知りたい方は、『勝手に使うな!知的所有権のトンデモ話』稲森謙太郎(講談社+α新書)の116ページから120ページをご覧いただければと思います。

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2006年9月24日 (日)

どうなる?チャベス大統領

7月上旬にベネズエラを旅行したばかりですが、反米で知られる同国のチャベス大統領が今月20日、国連総会で一般演説を行い、「デビル(悪魔)が昨日ここに来ていた。今日も硫黄のにおいが残っている」、「デビル(悪魔)は、あたかも世界の支配者であるかのように、ここで話した」などと述べ、ブッシュ米大統領を「デビル(悪魔)」と呼びながら、その政策を痛烈に批判しました。(全然話は変わりますが、日本でも随分前に、自分の子供に「悪魔」という名前を付けようとした親がいましたね・・・。)

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さて、キューバやイランなど米国と対立している国々と仲良くするなど、最近の国際社会におけるベネズエラの動きには不穏なものがあります。今回の演説は単なるパフォーマンスかと思いますが、うっかりしていると、不意を突かれて米軍に攻撃されるかもしれません。米国が多くの石油をベネズエラに依存している現状を考えると、なおさら不安になります。今月23日には、ベネズエラのマドゥロ外相が、ニューヨークのケネディ国際空港で米当局に約1時間半にわたり拘束されるという騒ぎもありました。(この件については米政府が謝罪しましたが・・・。)ベネズエラとチャベス大統領の今後が気になります。

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2006年9月23日 (土)

皇室の家計

今月6日、秋篠宮妃紀子さまが親王(男子)を出産し、12日に命名の儀が執り行われ、悠仁(ひさひと)と名付けられました。男子皇族の誕生は41年ぶりです。米国でも簡単に報道されていましたが、皇室典範改定による女性天皇の誕生が遠のいたことや、雅子さまと紀子さまの対比や日本人女性の変化などを紹介しながら、「日本の皇室=時代遅れ」という指摘をして終わりという、単純な内容のものが多かったです。

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ところで、朝日新聞の報道を見て個人的に気になったのが、”皇族費”の存在です。悠仁さまの誕生により、皇族費が年間305万円ほど増加すると書かれていました。秋篠宮さまに年間3050万円の皇族費が支給されているため、その子供にあたる未成年の皇族として、悠仁さまには、その10分の1にあたる年間305万円が支給されるのだそうです。皇族の「家族手当」と考えれば良いのでしょうか?宮内庁のホームページによると、皇族費は皇室経済法第3条に規定されていて、以下のように定義されているようです。

○皇族費
 皇族としての品位保持の資に充てるためのもので,各宮家の皇族に対し年額により支出されます。
 皇族費の基礎となる定額は法律により定められ,平成18年度の皇族費の総額は,2億7,359万円です。
 なお,皇族費には,皇族が初めて独立の生計を営む際に一時金として支出されるものと皇族がその身分を離れる際に一時金として支出されるものもあります。

なるほど、”皇族としての品位保持の資に充てるためのもの”なのですね。でも、具体的には何なのでしょうかね?また、”一時金”といえば、紀宮さまが東京都職員の黒田さんと結婚した際には、1億5250万円が支払われたそうです。大変高額に思えますが、結婚後に仕送りができないことを考えると、大した金額ではないかもしれません。

さらに調べてみると、どうやら皇族の皆さんは、税金もきちんと収めているようです。天皇・皇后両陛下は千代田区に、皇太子さまと雅子さまは港区に、それぞれ住民税を納めており、また、昭和64年年1月7日に昭和天皇が崩御された際には、天皇・皇后両陛下は、4億2800万円の相続税を支払ったそうです。ちなみに、”三種の神器”などの皇位継承に関する”由緒ある物”は非課税らしいです。

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2006年9月17日 (日)

懲りない植草一秀氏

電車内で17歳の女子高生の尻を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の現行犯で、元早稲田大大学院教授で名古屋商科大大学院客員教授の植草一秀容疑者が逮捕されました。2004年4月の”手鏡”事件に続くもので、田代まさし氏と同様、性犯罪者の性癖が、なかなか治らないものであることを改めて思い知らされました。(もっとも、「事件は警察のでっち上げだ」と容疑を否認している状態なので、断定するのは早急かもしれませんが・・・。)

驚いたのは、名古屋商科大学大学院が、植草氏を客員教授として招聘していたことです。実は、同大学院の他にも、植草氏を顧問に据える企業が出てくるなど、同氏は着々と社会復帰の道を歩んでいたところだったのですね。今回の事件で社会復帰が絶望的かと思うと大変気の毒ですが、痴漢行為が事実だとすれば仕方がありません。

なお、同氏の会社であるスリーネーションズリサーチ社のホームページは既に閲覧不能の状態となっていますが、名古屋商科大学大学院の教授就任時には、以下のような声明文まで出していたのですね。改めて読み直してみると、支援者の人たちのやるせない声が聞こえてきそうです。

名古屋商科大学大学院教授就任について
 このたび、2006年4月に名古屋商科大学大学院専任教授に就任することになりました。弊社ホームページを閲覧されている皆様に謹んでご報告申し上げます。
 2004年4月の冤罪事件発生以来、裁判を通じて無実潔白の立証活動に努めてまいりましたが、2005年3月に東京地裁は言語道断の不当判決を下しました。裁判を含む司法制度そのものに対する明確な不信の意思を表明することもひとつの理由として控訴を拒絶し、無実の立証活動の場を法廷の外に移しました。爾来、善意と正義感から熱い支援を継続してくれてきました支援サイトを軸にした情報活動を中心に、冤罪事件の真相解明と名誉回復に向けての活動を継続してまいりました。
 そのようななかで、昨年、名古屋商科大学より専任教授としての招聘を賜り、今回の決定に至ることとなりました。名古屋商科大学がこのような機会を提示してくださったことに対して衷心より感謝申し上げております。
(中略)
 同大学は学生の満足度を非常に重視したきめ細かい運営をされている大学であります。学生の皆様に少しでも貢献できるように努力してまいる所存です。
 もちろん、弊社事業および顧問として職責を担わせていただいております企業様の職務には支障の生じないように全力をあげて取り組んでまいる所存です。至らぬ点が多々あろうかとは存じますが、なにとぞ今後ともよろしくご支援ならびにご指導賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
 冤罪事件の真相解明と名誉回復につきましては、時間をかけてでも確実に実現してまいる所存です。今後、こちらの面での出版活動も計画しておりますので、引き続き温かなご理解とご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

2006年1月27日
植草 一秀

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2006年8月28日 (月)

さよなら、冥王星!

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大きく報道されているように、チェコのプラハで開かれた国際天文学連合(IAU)総会において、長らく太陽系の9番目の惑星として親しまれてきた”冥王星”が"降格"し、太陽系惑星が「水金地火木土天海」の8個となることが決まりました。

冥王星は、1930年に米国人のクライド・トンボーが発見。米国人が発見した唯一の惑星ということで、”発見国”である米国では、発見年の1930年にミッキー・マウスの愛犬「プルート」が登場するなど、とりわけ愛着を持たれており、今回の決定に対しても大きな悲嘆の声が上がっています。(トンボーは1997年に亡くなっていますが、まだ奥さんは存命で、「傷ついてはいないが、動揺している」といったコメントを出しています。)

ところで、日本では、「水金地火木土天海冥」(1979年から99年は、海王星と冥王星が入れ替わって「水金地火木土天冥海」)と覚えていたものが、今後は「水金地火木土天海」になるだけだと思いますが、米国では、どうなるのでしょう?英語圏では、

 My Very Educated Mother Just Served Us Nine Pizzas.
 (私のとても教養のある母は、私たちに9枚のピザを出してくれた)

を使って、Mercury/Venus/Earth/Mars/Juputer/Saturn/Uranus/Neptune/Plutoを暗記するのが一般的なようです。(他にもいくつかバリエーションがあるそうですが・・・。)でも、最後の"Pizzas"がなくなってしまいました。”私のとても教養のある母”は、何も出してくれないことになってしまいます。AP通信のニュースでは、以下のような案が提示されていましたが、最終的にはどんな表現が定着するのでしょうか?(最後の文章は絶対に有り得ないと思いますが・・・。)

 My Very Extravagant Mother Just Sent Us Nachos.
 My Very Elderly Mother Just Sits Up Nights.
 Major Volcanoes Erupt, Making Jolts, Shaking, Unsteadying Nerves.
 Make Very Extraordinary Meals of Jell-O, Strawberries and Unsalted Nuts.
 Mary's Violet Eyes Make Jack Stare Until Noticed.
 My Very Exotic Mistress Just Showed Up Nude.

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2006年8月 7日 (月)

210億円は、どうなったの?

今月4日、北米トヨタの元社長秘書、小林明香(さやか)さん(42)が、当時社長だった大高英昭氏(65)からセクハラを受けたとして、総額1億9000万ドル(約210億円)の損害賠償を求めた訴訟が”和解”となったことが明らかとなりました。提訴からわずか3ヶ月で、結局、一度も法廷が開かれることのないまま、あっさりと決着してしまったわけです。一番気になるのは和解金額ですが、残念ながら非公表。和解条件を非公表とする約束で合意したとのことですが、小林さんは、一体いくらで納得したのでしょうかね?トヨタとしては、セクハラ問題を早期に解決させ、米国におけるイメージダウンを最小限に食い止めようと考えていたはずですから、個人的には、相当な金額を支払ったのではないかと推察します。

さて、この和解に伴い、休職扱いとなっていた小林さんは北米トヨタを依願退職したそうです。この訴訟で大々的に名前も顔も出てしまいましたから、おそらく再就職は相当難しいでしょう。しかし、米国での報道を見る限りにおいては、仕事をしながら大学に通うなど大変向上心の強い方のようですし、今回の和解金を元手に何かビジネスでも始めるつもりかもしれません。(それとも、米国らしく早めの引退生活を満喫するつもりでしょうか?)

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2006年6月 7日 (水)

どう見たって盗作じゃん!

6月5日、文部科学省は、盗作疑惑が持ち上がった洋画家・和田義彦氏(66)の芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門)の授賞を正式に取り消しました。「構図、モチーフ、色彩など基本的な点が、イタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品と一致していて、盗作と見られてもやむを得ない」というのが今回の取り消し理由ですが、実際に両者の絵を見比べてみると、確かにそっくりです。似ているどころではなく、ほとんどそのまんまです。

洋画家・和田義彦氏、作品酷似で文化庁に調査うける(サンスポ)
盗作疑惑:洋画家・和田氏の受賞作、伊画家の作品に酷似(毎日新聞)
芸術選奨の画家が盗作? 文化庁が調査に着手(朝日新聞)

実は、今日は著作権について少し解説してみようかと思っていたのですが、実際に絵を見比べてみて、ウンチクを語る気力すらなくしてしまいました。アルベルト・スギ氏は、イタリアでもそこそこ有名な画家だそうで、和田氏もこんな盗作行為を続けていて、絶対にバレないとでも思っていたのでしょうか?(今までバレなかったこと自体が不思議・・・。)

今回の疑惑がバレそうになってからも、和田氏は急遽スギ氏のもとを訪れ、「自分は肺ガンに侵されていて余命幾ばくもありません」だの(もちろん嘘でしょう)、「ただひとつだけお願いがあります。私を訴えないでください」だの言いながら、涙を流して謝罪したというのですから本当に呆れてしまいます。

さらに、名古屋芸大の教授時代は、入学試験時に、受験した女子高校生の1人に「困ったことがあったら相談しなさい」と言って自分の携帯電話番号を記したメモを手渡し、そのことが原因で依願退職する羽目となったり、さらにはセクハラに関する調査委員会が2度も組織されていたそうですから、単なる”嘘つきのセクハラおやじ”だと見なされても仕方がないでしょう。こんな人物が評価されてしまう日本って、一体どういう国なんでしょうか?このようなニュースを見るにつけ、日本人の品格が完全に失われてきているという危機感を感じずにはいられません。

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2006年6月 6日 (火)

史上最高値!83億円の豪邸!

オレンジ郡ニューポートビーチ市のコロナ・デル・マーで、売却希望価格が7,500万ドル(約83億円)という豪邸が売りに出されています。契約が成立すると、”民家”としては史上最高値となるそうです。現在ワシントン州で引退生活を送っているソフトウェア会社の創立者が売りに出しているものであるとのこと。ちょうど私の家から車で10分くらいの場所にあるので、本日の夕刻、早速見に行ってみました。

Img_3744

これがその豪邸なのですが、外からは内部の様子が全然分かりません。しかし報道によりますと、3万スクウェア・フィート(約2,700平方メートル)の敷地内に、8つのベッドルーム、3つのプール、複合エンターテインメント施設、ジム、小型の水上公園、自動車博物館などがあるそうです。販売中の物件ではあるのですが、残念ながら、私ごときが家の中に入ることはできません。と言いますのも、家を見たい人は、総資産が5億ドル(約550億円)、若しくは年収が1,000万ドル(約11億円)以上あることを証明する必要があるからです。(いなぽんには無理!)

「何とか中の様子を知ることはできないかあ・・・」とウェブで調べてみたところ、ロサンゼルス・タイムズのホームページに、海側から空撮した写真が掲載されていました。
http://www.latimes.com/media/photo/2006-05/23499696.jpg

私が写真を取った場所が、豪邸の左端の道路であることがお分かり頂けるかと思います。それにしても、いくら海に面した見晴らしの良い場所で、様々な設備が併設されているのだといっても、やはり83億円というのはボリ過ぎではないでしょうかね?これも、ここ数年のオレンジ郡の地価高騰と関係しているのは間違いありませんが、この値段で買い手が現れるのか大変気になるところです。

なお、これまでの”民家”としての最高値は、約2年前にフロリダ州パームビーチの豪邸が売れた際の7,000万ドル(約77億円)だったそうです。

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2006年6月 5日 (月)

モンテネグロが独立宣言

6月3日、セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)のモンテネグロ共和国議会は、独立賛成派が勝利した住民投票の結果に基づいて国家の独立を宣言しました。これによってモンテネグロは約88年ぶりに独立国の地位を回復したことになります。セルビア・モンテネグロの国際的な地位は、セルビア共和国が継承することになっているため、内政はもちろんこと、外交、防衛などの整備を新たに始めなければならないモンテネグロはこれから色々と大変でしょう。

さて、本ブログの5月23日の書き込みでもお知らせしたとおり、これで私が行った国・地域が1つ増えて、58になりました。早速、「いなぽんHP」の「いなぽん in the World」(http://www.inapon.com/countries.html)において、セルビアとモンテネグロを分離したところです。

ところで、7月上旬の南米旅行計画の詳細が固まってきました。結局、ベネズエラとコロンビア両国を訪れます。コロンビアのアビアンカ航空を使い、まずはベネズエラに入って首都のカラカスを観光した後、世界最長のエンジェル・フォールズなどがあるギアナ高地で3日ほど過ごし、それからロサンゼルスへの帰路にコロンビアの首都ボゴタに立ち寄ることを予定しています。ベネズエラやコロンビアに詳しい方、また現地在住の方がおられましたら、色々と情報を頂けますと幸いです。

なお、ベネズエラとコロンビア両国が私の訪問国リストに加わると、私が行った国・地域は、ついに60となり、米国滞在中の最大の目標を達成することになります。

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2006年6月 4日 (日)

「村上ファンド」について

日本では、「村上ファンド」のニッポン放送株売買をめぐるインサイダー取引疑惑が大きく報道されているようですね。ライブドア事件が飛び火した感じですが、東京地検特捜部は、シンガポールに移住していた村上世彰代表から任意で事情聴取を開始した模様で、一部では5日にも村上氏が逮捕されるのではないかとの報道もなされています。

村上氏は旧通産官僚で、1999年のファンド設立時に40億円ほどだったとされる運用資金を、わずか7年で4000億以上(つまり100倍以上)に拡大したと言われています。「株主価値・企業価値を高める」という、一見もっともらしい論理に基づいて株の買い占め・売り抜けを行なってきましたが、村上ファンドの過去の行動パターンを考えると、

1.「モノ言う株主」としての派手なパフォーマンスによって世間の注目を集める。
2.それによりファンドに巨額資金が流入。また、ターゲットとなった企業の株価も上昇。
3.株を短期で売り抜けて膨大な利益を得る。

要するに、この3ステップを繰り返していただけのように思えます。実際の企業価値よりも株価が低いとされる上場企業ばかりをターゲットとしていることや、株価が上がった時点で常に短期で売り抜けている姿勢などを考えると、本当に株主価値・企業価値を高めることを目的としていたのか、相当疑問です。村上氏は何が楽しくてこんな仕事をしているのでしょうか?「世間を騒がせながら金儲けをする」ことでしょうかね?

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2006年5月24日 (水)

モンテネグロ独立へ

セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)からのモンテネグロ共和国の独立を問う住民投票で、独立賛成票が55・5%となり、独立条件である55%をかろうじて上回りました。(票数では、わずか約2000票を上回る結果だったそうです。)独立反対派が再集計を求める声明を出してはいるのですが、セルビアが独立を容認したことから、ここままモンテネグロが独立することになりそうです。

実は私にとっては、これは非常に大きなニュースなのです。と言いますのも、2000年にセルビア・モンテネグロ(当時の国号はユーゴスラビア)を訪れた際、セルビア共和国とモンテネグロ共和国の双方を訪れていましたから、モンテネグロの独立が確定すると、結果として訪問国が1つ増えることになるわけです。今まで訪問した国・地域の数が57ですから、モンテネグロが独立すると、これが1つ増えて58になります。チェコとスロバキアを訪れた際は、既にチェコスロバキアが解体された後でしたから、「何もせずして訪問国が増える」という経験をするのは、今回が初めてとなります。

私がセルビア・モンテネグロを訪れた2000年当時も、セルビアで自国通貨ディナールが流通しているのに対してモンテネグロではドイツ・マルクが使われているなど、実質的には既に独立状態にありましたから、今回それが単に追認されただけと考えることもできるかと思います。モンテネグロ独立により、約60年の歴史を刻んだ旧ユーゴスラビア連邦は完全に解体されることになります。かつてはモンテネグロの首都ポドゴリツァも、建国の父であるチトーの名を冠した”チトーグラード”という名称だったことすらあったのですが・・・。(1991年に元の地名に戻った。)

なお、旧ユーゴスラビアにご関心のある方は、以下の「いなぽんの東欧旅行記」を是非ご覧頂ければと思います。(2000年当時の様子が楽しめます。)
http://www.inapon.com/easteurope.htm

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2006年5月20日 (土)

ANJOインターナショナルが倒産

日本国内における米国公認会計士(U.S. CPA)試験予備校の最大手であるANJOインターナショナルが深刻な経営不振に陥っていましたが、事後処理を弁護士に一任した模様です。(以下のリンクは5月19日付の帝国データバンクの情報)

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2108.html

ANJOインターナショナルといえば、野村證券に勤務するサラリーマンであった安生浩太郎氏が、自らがU.S. CPA取得後の1995年に設立した予備校で、国際資格ブームの波に乗り、短期間で業界最大手にまで成長しました。もっとも、最近は日本国内でU.S. CPA試験を受験しようとする人が減少してきたため、ANJOのみならず、この業界自体の成長が下降気味にあったようです。なぜU.S. CPAの受験希望者が減少してきたのか?基本的には以下の4点に集約されると思います。

 1.U.S. CPA試験の各州における受験要件が厳しくなってきた。(受験するのに必要な大学の会計・ビジネス関連単位が増え、受験すること自体が困難な州が増えた。)
 2.サーティフィケート(試験に合格すると取得できる登録証)とライセンス(監査法人などで数年の実務経験を積んだ後に取得できる営業免許証)を一体化する州ばかりとなったため、ごく一部の州を除き、試験に合格しただけではU.S. CPAと名乗ることができなくなった。
 3.各予備校の受講料が高額な上、日本在住者の場合、わざわざ米国(準州を含む)まで渡航しないと試験自体を受けることができない。(グアム、サイパン、ハワイで受験する日本人が多く、当地の受験会場は日本人だらけらしい。)
 4.結局は米国の資格に過ぎないので、日本国内では、それほど役には立たない。(米国会計基準やビジネスに関する基礎的な素養があることは認められるが・・・。)

しかしながら、上記の背景を勘案しても、まさか、ANJOインターナショナルの経営状態がここまで悪化しているとは考えてもみませんでした。実は私もANJOの受講生だったのです。日本から教材を送ってもらい、ちょうど1年掛けて一通りの勉強を終了し、先月受験したばかりです。テキストや講師の質は大変良かったと思います。また、ロサンゼルス(トーランス)にANJOの米国事務所があったため、色々な点で助かりました。(ちなみに、米国事務所は3月28日に突然閉鎖。これに続いて、3月31日に関西本部が、4月30日に名古屋校が閉鎖されました。)こんなわけで、私は”間一髪セーフ”だったわけですが、現在受講中の方々、特に受講を始められたばかりの方々は、不安で仕方がないことと思います。(教材は送付されるのか?単位試験のサポートは続くのか?費用は戻ってくるのか?など。)現在、事業譲渡なども検討されているようですが、受講生の方々が無事に救済されることを心から願っています。

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2006年5月17日 (水)

「性差別」は「日本文化」?

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ビジネスウィーク誌の5月22日号を読んでいると、「Trouble at Toyota」という題名で、今回の北米トヨタのセクハラ訴訟のことが取り上げられていました。元秘書の独占インタビューに成功したらしく、ご覧のように写真も掲載されていました。記事を読んでみると、北米トヨタの副社長や人事統括責任者など、事件の関係者が実名で登場しています。この種の裁判で関係者の実名を平然と報道してしまう感覚は、日本ではちょっと考えられないことですね。

米国の雑誌なので、「日本の会社は男尊女卑だから、このようなことが起こるのだ」という短絡的かつステレオタイプ的な記事かと思ったのですが、意外に中立的な記事でした。元秘書が、「性差別が会社のみならず社会全体に見受けられる潜在的日本文化を反映したもの」であるとコメントしているのにも関わらず、「日本企業だけではなく、外国企業のエグゼクティブが米国の職場ルールに足元をすくわれることは珍しいことではない」とか、「いくつかの欧州諸国では、行き過ぎと思われるセクハラが、もっと一般的だ」といった弁護士(雇用問題専門)のコメントも載っていました。”日本叩き”になってしまわないようにバランスを取ったのだと推察します。

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2006年5月 9日 (火)

北米トヨタ社長が辞任

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トヨタ自動車の北米事業の統括会社である北米トヨタは、本日、大高英昭社長(65)が同日付で辞任したと発表しました。元社長秘書の日本人女性社員(42)がセクハラ(性的嫌がらせ)を受けたとして、大高氏、トヨタ本社、及び北米トヨタを提訴していることに伴う事実上の更迭と見られています。次期社長には米国人を初めて抜てきし、セクハラ訴訟に伴うイメージ悪化の回避と、事態の早期収拾を図る方針のようです。

ところで、この元秘書、総額1億9000万ドル(約210億円)の損害賠償を求めていますが、たとえ深刻なセクハラ被害に遭っていたのだとしても、この金額は余りにも法外でしょう。セクハラ訴訟では、1996年に米国三菱自動車に対して女性従業員約700人が2億1000万ドル(約237億円)を求めたケースがありましたから、もしかすると、弁護士がこの金額を参考にしたのかもしれません。しかし仮にそうだとしても、三菱のケースでは原告は約700人もいたのです。(結局、この訴訟では、約300人に対して総額3400万ドル(約38億円)の和解金が支払われました。)これと比べて、今回の原告はたったの1人。仮に元秘書が年収1000万円だと仮定した場合でも(日系企業の現地社員が、そんなにもらっているはずもありませんが)、2100年間も働き続けないと210億円にはなりません。(西暦よりも長くなってしまいます。)

それにしても、面白いと思ったのは、米国と日本の報道姿勢の違いです。日本では、一部メディアを除き、被害者とされる元秘書の実名は伏せられていますが、米国では、大高氏と並んで、元秘書の実名「小林明香(さやか)」も各メディアで平然と報道されており、写真も堂々と掲載されています。(上の写真はその一例。本人もOKしたのでしょう。)42歳とはいえど確かに美人であり(目付きが怖いですが)、大衆に対してセクハラがあったと印象付けようとする弁護士の戦略なのかもしれません。日本の一部メディアで実名・写真が報道されているのも、米国での報道を受けてのことでしょう。日本のメディアは被害者の人権に配慮して個人情報を伏せがちですが、米国のメディアは裁判の「原告対被告」の構図に基づき両者を対等に紹介しようとするわけです。

なお、今回の社長辞任で、大高氏がセクハラの事実を認めたのかと思いきや、「身の潔白が証明されることを期待しているが、業務に集中できない状態で社長を続けることは社の利益にならない」とのコメントを発表しており、本人は今回の提訴に納得していないようです。今後の裁判の行方に目が離せません。

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2006年5月 8日 (月)

イラクってどこ?

今月2日の全米地理協会(本部・ワシントン)の発表によると、米国の若者(18歳から24歳)でイラクがどこにあるか分かっている人は37%しかいなかったそうです。米国がイラクと戦争を始めてから3年経ち、大勢のイラク人や米兵が亡くなっていますが、戦争の一方の当事者である米国の若者ですら、この程度の地理認識しかないということです。おそらく大人を対象に調べても、この程度の正答率でしょう。米国人が「世界の田舎者」だということを示す一例かと思います。

しかし、我々も笑ってはいられません。昨年2月に日本地理学会が日本の若者(高校・大学生)を対象に行なった「世界認識調査」では、イラクがどこにあるのか分かっている大学生は56%だったそうです。(要するに、半分近くの大学生はイラクの位置を知らない。)戦争の当事者ではないにせよ、自衛隊まで送り込んでいるわけですから、この程度の地理認識は問題です。この正答率の低さは近年の「ゆとり教育」とやはり何らかの関係があるのでしょうか?米国の場合、たとえ米国人の頭が悪くても、新たに流入してくる移民の力で何とかなりますが、日本の場合、日本人の頭が悪くなってしまっては、もうどうにもなりません。

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2006年3月22日 (水)

WBCで日本優勝!

米国よりも日本で大きく報道されているため、いちいち言及する必要もないのですが、ここカリフォルニア州で開催されていたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本チームが優勝しました。(自宅から近いアナハイムやサンディエゴで試合をやっていたのにも関わらず、結局、私は見に行っていません。)決勝戦のあった昨日は本来、CPA試験の問題集を解くつもりだったのですが、誘惑に負けてESPN(スポーツ専門チャンネル)で流れていた日本対キューバ戦を見てしまいました。下の画像はテレビ画面を撮影したものです。

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それにしても、今回は米国の傲慢さが目立った大会でした。(米国人審判のせいで日本が米国に負けたりしましたし・・・。)ロサンゼルス・タイムズの投書欄に「これでMLBの勝者をワールド・チャンピオンと呼ぶような傲慢な真似はやめるようにしよう」という投稿がありましたが、まったくそのとおりだと思います。

さて、私は日本人なので、日本が優勝したのは当然嬉しいのですが、実は”キューバびいき”でもあり、「キューバが勝ってもいいかな」と、少しだけ思っていました。ご存知の方もいらっしゃることと思いますが、昨年12月、米国政府は、WBCの利益分配によってキューバへ分配金が渡ることを「経済制裁に違反する」として、キューバ代表の入国を拒否していたのです。その後、キューバがWBC参加によって受け取る分配金をハリケーン被害者に寄付すると発表したため、米国政府が方針転換し、何とかキューバの参加が許可されたのです。米国政府のキューバへの嫌がらせが特にブッシュ政権になってから大変強まっています。いい国なのに、本当に可哀想・・・。

なお、キューバにご興味のある方は、私のキューバ旅行記をご覧下さい(以下のURL)。
http://www.inapon.com/cuba.htm

なお、キューバは北朝鮮とは全然違います。北朝鮮との比較にご興味のある方は、ついでに私の北朝鮮旅行記もご覧下さい(以下のURL)。
http://www.inapon.com/dprk.htm

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2006年3月 8日 (水)

木村一八、日本刀所持で逮捕

報道によると、東京都渋谷区内で日本刀を違法に所持していたとして、タレントの木村一八容疑者が銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたそうです。最近の若い方ですと、こんなタレントは知らないかもしれませんが、漫才師の横山やすし(故人)の長男として、昔は良く映画やテレビに出ていました。私と同い年ですから、彼も既に36歳。そう考えると、時間の過ぎるのは本当に早いものです。

ところで、今回の逮捕は3度目だそうです。1度目は六本木の路上で酒に酔い、タクシー運転手に暴行を加えて全治1カ月の重傷を負わせたというもの。そして2度目は同じ六本木の路上で米国人の少年を殴って負傷させたというものです。「2度あることは3度ある」とは、まさにこのことでしょうか?

ちなみに、フジサンケイ系のニュースサイトであるZAKZAKによると、”一八”という名前は、やすしが、「人生一か八かや!」「一、八でカブや」という思いを込めて名付けたそうです。この話だけは、今回初めて知りました。(http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_03/g2006030808.html

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2006年2月24日 (金)

日本がようやく金メダル

23日、ようやく日本が金メダルを取りましたね。フィギュアスケートで荒川静香が優勝し、金メダルに輝きました。日本選手のフィギュアスケートでの金は初の快挙とのこと。

金メダルの獲得数で各国を比較すると、

9個 ドイツ
8個 オーストリア、ロシア
7個 アメリカ
5個 カナダ、スイス、スウェーデン
4個 韓国、イタリア
3個 フランス、エストニア
2個 ノルウェー、中国、オランダ
1個 クロアチア、オーストラリア、日本

となります。アジアは日本、中国、韓国だけですが、韓国が4個も獲得していることが驚きです。

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2006年2月17日 (金)

TORINOはTURIN

トリノ・オリンピックが始まりました。私が当初から思っていたとおり、日本はなかなかメダルを取ることができませんね。ところで、米国でのオリンピックの報道を見て、イタリアのTORINO(トリノ)が、英語ではTURIN(トゥリン)と呼ぶことに気がつきました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、欧州の地名は、各国語ごとに異なった読み方があります。例えば、私がドイツ滞在時に住んでいたアーヘンという街は、オランダ語でアッケン、フランス語でエクス・ラ・シャペルでした。(フランス語に至っては、全然違う・・・。)欧州の地名の各国語読みには詳しかったつもりなのですが、TORINOがTURINであることについては、恥ずかしながら知りませんでした。なお、他のイタリアの地名に対応する英語名は以下のとおりです。

ミラノ(Milano)     ミラン(Milan)
ベネチア(Venezia)  ベニス(Venice)
フィレンツェ(Firenze) フローレンス(Florence)
ローマ(Roma)     ロウム(Rome)
ナポリ(Napoli)    ネイプルズ(Naples)

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2006年2月 8日 (水)

紀子さま、ご懐妊について

秋篠宮妃紀子さまが、第三子をご懐妊されていることが明らかとなりました。小泉首相が女性・女系天皇を認める皇室典範の改正法案を成立させようとしていたところでしたので、このニュースは衝撃的でした。仮に紀子さまの第三子が男性となると、とりあえず男系が維持できることになります。しかしながら、他に皇位継承のできる若い男子が全然いないことを考えると、近い将来、再び同じ問題が発生することになるでしょう。

そのため、小泉首相は女性・女系天皇を認めることによって皇室の維持を図ろうとしているわけですが、これまで連綿と続いてきた男系の血筋が断絶することにもなるため、男系維持を主張する反対派が大勢いるのはご存知の通りです。

しかしながら、男系を維持する方法が、これまた難しい。戦後GHQによって皇籍離脱させられた旧宮家を復活させる案も出ているようですが、例えば、同じ職場の嫌な野郎が旧宮家の元皇族だったとしても、その人間のことをある日から突如として「○○殿下、○○さま」などと呼ぶだなんて、おそらく誰も納得できないでしょう。明治天皇の時代まで普通に行なわれていた側室制度(一夫多妻制)の復活がベストのようにも思えますが、21世紀の現代においてそんなことをしてしまっては、日本国民はもちろんのこと、諸外国が納得するとは到底思えません。となると、結局のところ女系天皇を認めるしか方法はないのでしょうか?私の個人的な考えですが、「旧宮家から赤ん坊が生まれた場合に、それを即座に養子縁組して皇室に組み入れる」というのが、男系維持の方法として最も現実的な方法のような気がしています。

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2006年1月25日 (水)

ホリエモン逮捕について

思っていたよりも随分と早く、ホリエモンが逮捕されてしまいましたね。日本における騒ぎのレベルの低さは相変わらずですが、ホリエモンは今後、どうなるのでしょう?米国では、カリスマ主婦のマーサ・ステュワートがインサイダー取引で実刑判決を受けたものの、刑期を終えて復活し、今では華々しく活躍しています。「一度も失敗は許されない」という風土を持つ日本社会において、このままホリエモンが有罪となって「前科者」となってしまった場合でも、彼の再復帰は可能なのか、今から大変気になります。

一応、米国でもライブドア事件については報道されています。(以下の写真は左がロサンゼルス・タイムズで、右がウォール・ストリート・ジャーナル) なお、ロサンゼルス・タイムズによると、「ヒルズ族」=「Hills Tribe」、「稼ぐが勝ち」=「Earning Money is Everything.」とのことです。

IMG_3538

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2006年1月20日 (金)

ライブドア騒動について

現在、日本では、ホリエモン率いるライブドアグループによる粉飾決算をはじめとする各種疑惑がメディアを賑わせていますね。それにしても、東京地検の強制捜査が入った途端、マスコミ、個人投資家、証券会社、政治家、財界、その他もろもろが、ライブドアに対して手のひらを返したかのような態度を示している様子を見るにつけ、日本人の「節操の無さ」を改めて感じました。こうもレベルが低いのはマスコミに原因があるのでしょうか?「出る杭を暫くの間は持ち上げておき、その後、皆で一気に容赦なく叩き落す」という日本人の特性が今回も思いっきり発揮されているようです。おそらくホリエモンが逮捕される”Xデー”まで、ライブドアを巡る混乱が面白おかしくメディアで取り上げられ続けるのでしょう。

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2005年12月14日 (水)

”超有名模範囚”の死刑執行

昨日、自宅アパート内のフィットネスセンターでテレビを見ながらエクササイズに励んでいると、カリフォルニア州中部の刑務所の前でプラカードを掲げて叫ぶ人々のニュースをずっと流していました。予備知識がなかったもので、最初は何のことだかさっぱり分からなかったのですが、良く見てみると、テレビ映画にまで取り上げられた”超有名模範囚”の死刑執行に反対している人たちのデモでした。

この”超有名模範囚”とは、悪名高いギャング団である「クリップス」の創設者であり、コンビニやモーテル強盗で4名を殺害したことで死刑判決を受けたスタンリー・ウィリアムズ死刑囚(51)。収監後、青少年に向けて暴力反対の本を出版したり電話で説教したりするなど、その特異な獄中の”模範行為”が話題となり、その人生がテレビ映画化。ノーベル平和賞や文学賞の候補にまでなったことがあったそうです。本人が一貫して無罪を主張していたこともあり、ハリウッドスターなども名を連ねた大々的な助命嘆願が出され、これに”単なる死刑制度反対派”が加わり、騒ぎがここまで大きくなったわけです。

しかしながら、再審を求めた訴えも、州最高裁や連邦裁ですべて却下。減刑の権限を持つシュワルツェネッガー州知事も助命嘆願を拒否したために、本日未明、予定通り死刑は執行されてしまいました。「やはり、シュワルツェネッガーはターミネーターだ!」と怒りに震えるウィリアムズ死刑囚の支持者もいるようです。先月の行財政改革の住民投票の4項目すべてにおいて痛い敗北を喫したシュワルツェネッガー知事としては、今回も相当判断に苦しんだのは間違いありませんが、まあ結局のところ、極刑を望む多くの保守層の意向を 無視するわけにもいかず、減刑に踏み切ることができなかったのだと思います。

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2005年11月12日 (土)

フジモリ氏の二重国籍問題について

チリのラン航空で南米から米国に戻ってきたばかりですが、今月6日、そのチリに元ペルー大統領のフジモリ氏が入国し、翌7日に、ペルー政府の要請を受けたチリ警察によって身柄を拘束されたのは、皆さんも報道でご存知のことかと思います。そもそも、フジモリ氏はインターポールによって国際手配されており、この5年間、日本政府はそれを無視し続けていたわけですが、チリとペルーは隣国同士でもあり、チリ政府はフジモリ氏を拘束せざるを得なかったのでしょう。

今回のフジモリ氏拘束を受けて、駐チリ日本大使館の小川大使はフジモリ氏について、「日本の旅券を持ち、日本人として出生届が出ている。日本人であることは間違いなく、チリ国民に理解を求めていきたい」と語り、フジモリ氏の「公正な扱い」をチリ側に求めています。しかしながら、今回フジモリ氏は、ペルーのパスポートで入国し、入国書類にもペルー人と書いているのですから、それも可笑しな話です。日本を出国するときは日本のパスポートを使ったのでしょうか?1985年の国籍法改正以降、日本政府は二重国籍を認めていませんが(22歳未満の者を除く)、フジモリ氏には旧法が適用されるらしく、二重国籍でも問題ないというのが日本政府の見解です。しかしながら、私などはフジモリ氏は完全にペルー人だと思っていますから、”日本人の血が流れている”というだけで特別扱いするのもどうかと思います。

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2005年11月 9日 (水)

盗難大国 アメリカ

米国のほとんどの地域は自動車がないと生活できないところばかりで、私が住むグレーター・ロサンゼルスなどは典型的な車社会です。この私も、好むと好まざるとに関わらず、仕事や買い物などのために毎日車を運転しています。そこで、駐車するたびに気になるのが、”車上荒らし”と”車の盗難”のことです。日本でも車内の見えるところに貴重品を置いたりしていると”車上荒らし”の被害に遭うことがありますが、高級車でもなければ”車の盗難”に遭遇するケースはほとんどないと言えるでしょう。駐車していた車が忽然と消えたりすることもなくはありませんが、その場合は、単に駐車違反で警察にレッカー移動されているだけです。

幸いなことに、私はまだ被害に遭ったことはありませんが、ここ米国では”車の盗難”は日常茶飯事と言えます。そのため、アラーム装置を取り付けるのはもちろんのこと、駐車時にハンドルやアクセルを固定して盗難を防止している人を見かけることも少なくありません。日本とは異なり米国では大衆車の方が狙われやすい傾向もあるので、ボロい車に乗っていても安心はできません。実際に、今月に入って全米保険犯罪協会(NICB)が発表した車両盗難被害の車種別統計によると、2004年に全米で盗難に遭った車の1位は、ホンダのシビックでした。(ちなみに、2位がトヨタのカムリで、3位がホンダのアコード。)

なお、2004年の全米の乗用車の盗難台数は123万7114台で、米国一国だけで全世界にある乗用車の4分の1である約1億3000万台が存在していることを考えると、1年間で100人に1人が盗難被害に遭っている計算になります。また、25.5秒に1台が盗まれている計算になりますから、このブログを書き込んでいる間にも、どんどん乗用車が盗まれていることになります。

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2005年10月 6日 (木)

「のまネコ」騒動に関する感想(その2)

”のまネコ”騒動が泥沼化し、相変わらず解決の糸口が見えていません。“のまネコ”の著作権管理会社である有限会社ゼンの名義で「のまネコ」<名称のみ>(商願2005-69971)と「米酒」<”のまネコ”の図形商標>(商願2005-69972)が商標登録出願されていることが発覚し、ネットユーザーの反発が頂点に達したため、エイベックス側は、9月23日に以下のようなコメントを発表しました。

「今回出願した商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの“のまネコ”のみであり、当然のことではありますが、わたしたちが、モナーの利用に対して権利を主張することは一切ありませんし、他のアスキーアート(例:しぃ、モララーなど)に対しても同様です。再度申し上げますが、あくまでも商品開発における“のまネコ”に限定した商標登録出願でしかありません」「今回モナーを始めとするアスキーアートキャラクターを愛し育ててきたみなさまに対する配慮が足りなかったことは、エイベックス・グループとして反省いたしております」

    ∧ ∧___  ダッコ♪
   /(*゜ー゜) /\
 /| ̄∪∪ ̄|\/
   |        |/
     ̄ ̄ ̄ ̄
【しぃ】

とりあえず反省の姿勢を示したわけですが、この程度の弁解では納得できなかったのか、翌日の24日に2ちゃんねるの管理人である西村博之氏は、エイベックス側に公開質問状を送付しました。この質問状には、“のまタコ”(エイベックス所属の浜崎あゆみのシンボルマークに酷似したキャラクター)の独自展開を考えており、「商標登録とグッズ展開にあたり何も問題がないことを確認致したくご連絡差し上げました」と書かれています。興味深いのは「今回出願する商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの“のまタコ”のみであり、当然のことではありますが、わたしたちが、“浜崎あゆみロゴ“の利用に対して権利を主張することは一切ありません」というエイベックスのコメントを逆手に取った文面です。

この質問状の回答期限として設定されていた9月30日になって、突然、エイベックス側は、”のまネコ”の図形商標「米酒」(商願2005-69972)の出願取り下げを有限会社ゼンに依頼することを発表しました。それと同時に、2ちゃんねるの掲示板で殺人予告があったことを以下のように公表したのです。

「本日未明、2ちゃんねるにエイベックス社員に対する殺人予告が載せられました。”のまネコ”問題が取りざたされるようになってから、今までも、一部の心ない方から嫌がらせまがいのことが私たち及び関係者に対して行われてきましたが、善意のファンや一般消費者の方々の声を真摯にうかがおうと思い、特段の措置はとりませんでした。しかし、今回のものは明らかに不法かつ著しく反社会的であって到底見過ごすことができるものではないので、警察に被害届けを出すことにしました。」

この殺人予告が各種メディアで報道されたことにより、「ネットに集う人たちは反社会的な危険な人たち」といったイメージが広がっているようです。マスコミによっては、「2ちゃんねるが殺人予告」といったような主語が意味不明な見出しをつけているところもありました。殺人予告の書き込みを契機にエイベックスが”被害者”であるという認識が広まりつつあるようですが、エイベックスは依然として「”のまネコ”は”モナー”等のアスキーアートとは別物」という主張を繰り返しており、”のまネコ”グッズを売り続けるつもりのようですから、「エイベックスのパクリ疑惑」という本質的な問題は何も解決していないわけです。(既に生産してしまった商品を市場に撒かなければならないというエイベックス側の事情も十分理解できますが・・・。)今回の殺人予告により、問題の本質が曖昧なまま「”のまネコ”グッズ完売」とならないことを祈っています。

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2005年10月 3日 (月)

ロサンゼルス・タイムズにヨン様が登場

先週、根管手術をやったり体調を崩したりしていたため、1週間分の新聞が溜まってしまいました。そのため先ほどまとめて目を通したのですが、9月26日(月)のロサンゼルス・タイムズに、何とヨン様こと、ペ・ヨンジュンの写真が大きく出ていました。

IMG_1639

なぜヨン様なのか、記事を見てみると、最近は日本のテレビコマーシャルでハリウッドスターが以前ほど使われなくなってきていて、その代わりに韓国スターが登用されるようになってきたといったトレンドについて紹介されていました。もはやハリウッドのブランドは最高のものではなく、ハリウッドスターの使用は効果的ではなくなってきており、日本の消費者は親しみやすい歌手や俳優を求めているのだそうです。ヨン様は、”ベビーフェイスと素敵な歯で30代以上の日本女性の心を掴んだ”のだそうで、目下のところ、ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオを凌駕する最大の外国人スターとして君臨しているとまで書いてありました。

個人的には、このような韓国スターのブームは一時的なものだと思っていますが、太平洋戦争後、アメリカ一辺倒だった日本人が他のアジア諸国に目を向け始めたのはいい傾向かもしれません。もっともマスコミにはブームを煽るだけではなく、もっと冷静で中立的な報道を心がけて欲しいですが・・・。

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2005年9月26日 (月)

米国の自然災害について

皆さんも既にご存知の通り、先日の”カトリーナ”に次いで、大型ハリケーン”リタ”が米国南部に上陸し、大きな被害を出しています。テレビでもずっとその報道ばかりを流していますが、米国は国土が大きいため、実際の被害状況が判明するのに非常に時間が掛かるということに気が付きました。また、日本の場合、台風が接近してくると、日本に上陸するのか否かが大変な関心事となりますが、米国は国土が大きいため、そもそも上陸するのは避けられないというのが前提で、どの辺りに上陸するのかが一番の関心事となります。米国は地形の変化もあまりなく、州境も人工的に引かれていることもあってか、ハリケーンの進路予測を見ていても、日本と比べると随分とアバウトであるという印象を持たざるを得ません。以下が今回の大型ハリケーン”リタ”の進路図ですが、日本で見慣れている台風の進路図と比較すると、大変な違和感を持ってしまうのは、やはり私が日本人だからでしょうか?

IMG_1631

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2005年9月22日 (木)

「のまネコ」騒動に関する感想

私が8月の一時帰国時に成田空港で買ってきたO-ZONEの「恋のマイアヒ(原題:DRAGONSTEA DIN TEI;菩提樹の下の恋)」が、オリコンのアルバム週間チャートで1位となったりして、洋楽としては異例の大ヒットを記録していますが、エイベックスがプロモーションで使用している空耳動画に登場する「のまネコ」(『飲(の)ま飲(の)まイェイ!』といった日本語の空耳文字に合わせて酒を飲んだりする白猫キャラ)を巡って大きな騒動が起こっています。

と言いますのも、もともとは、この空耳動画は、「わた」さんという人が作成したもので、2ちゃんねるの「マイヤヒーのガイドライン」という掲示板から誕生したこともあり、当初の空耳動画に登場するキャラクターは、"モナー"や”モララー”や"おにぎり"など、すべて2ちゃんねる起源のものだったのです。(以下のサイトがオリジナルの空耳動画です。)

http://imim.dip.jp/Flash/Vol13/2004100902.swf

   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< オマエモナー
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)
【モナー】

  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)< マターリしようよ♪
 (    )  \_______
 | | |
 (__)_)
【モララー】

         おにぎりワッショイ!!
     \\  おにぎりワッショイ!! //
 +   + \\ おにぎりワッショイ!!/+
                            +
.   +   /■\  /■\  /■\  +
      ( ´∀`∩(´∀`∩) ( ´ー`)
 +  (( (つ   ノ(つ  丿 (つ  つ ))  +
       ヽ  ( ノ ( ヽノ   ) ) )
       (_)し'  し(_)  (_)_)
【おにぎり】

その後、商品化にあたりエイベックスは、「わた」さんの作品を基に2ちゃんねる起源のキャラクターを”のまネコ"として改変した空耳動画を発表しました。それだけなら問題なかったのだと思いますが、その後、”のまネコ”関連グッズが販売されるにあたり、エイベックスが”のまネコ”の著作権を主張したため、2ちゃんねるのユーザなどが「”のまネコ”は”モナー”のパクリなのに、著作権を主張するとは何事か!」と激怒する事態となったのです。(以下のサイトで”のまネコ”関連グッズを販売しています。)

http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/

これに対して、エイベックスも公式見解を発表しました。それによると、「当社製品に使用されている”のまネコ”は、インターネット掲示板において親しまれてきた”モナー”等のアスキーアートにインスパイヤされて映像化され、今回の商品化にあたって新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したものですが、皆様において”モナー”等の既存のアスキーアート・キャラクターを使用されることを何ら制限するものではございません」とコメント。なるほど、要するに既存のパブリックドメイン(皆が自由に使えるもの)を元に新たな著作物を創作したと主張しているわけです。

しかしながら、例えば”のまネコ”のTシャツを見て、”モナー”や”モララー”がそのまま使われていると感じる人もいるでしょうから、法的に問題ないのだとしても、ネットユーザの感情的な反発は、もうどうにもなりません。もう何年か前の話となりますが、おもちゃ会社のタカラが、やはり2ちゃんねるのアスキーアートである”ギコ猫”を商標登録しようとしたことがありました。そのときは、2ちゃんねるのユーザーらがタカラに猛抗議し、2ちゃんねるの管理人がタカラに公開質問状を送付するなど大きな問題に発展しました。その後、タカラの株価が急落するなどし、最終的にタカラが”ギコ猫”の商標登録申請を取り下げるまで騒動は続きました。今回の”のまネコ”騒動にしても、やはり、空耳動画が2ちゃんねる発祥であったことが問題で、当初から”のまネコ”として発表されたものであれば、おそらくこれほどの反発は起こらなかったでしょう。著作権に敏感なはずのエイベックスにしては、今回の一連の対応は少しお粗末な気がします。

                  ∧∧
            ∧∧   (,,゚Д゚)    ∧∧
      ∧∧   (,,゚Д゚)  ⊂  つ    (  ,,)
~′ ̄ ̄(,,゚Д゚)   / つつ  ~  |    /  |
  UU ̄U U   ~(__)   し`J  ~(__)
【ギコ猫】

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2005年9月14日 (水)

911衆議院総選挙・雑感

日本では、”小泉自民党圧勝”という結末をもって911衆議院総選挙が幕を閉じました。結局、郵政民営化の可否を国民に問うという単純な手法により、小泉自民党が大勝した形ですが、これにより第二党である民主党は大きく後退することとなりました。小選挙区制は二大政党制に近づくことを理想として作られた制度ですが、自民党一党独裁の傾向が強まっているのは大変皮肉なことだと思います。いずれにしても、野党が頼りにならないことは確かですから、「自民党が分裂して二大政党化する」というのが最も日本にとって良い政治形態なのではないかと最近考え始めています。

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2005年9月12日 (月)

米国南部ハリケーン被害・雑感

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上の写真を見てください。これは9月2日のFinancial Times(フィナンシャル・タイムズ)の一面に載っていたものですが、キャプションに、「ニューオーリンズ会議場の外にいる洪水被害者の横を通り過ぎるSWATチーム(特別機動隊)」と書かれていますが、何の予備知識もない人が、この写真を見れば、米軍がアフリカのどこかの国を軍事侵攻した様子にしか見えないでしょう。なぜ、このような風に写真が見えてしまうのかといえば、沿道にいる被害者が黒人のみで、SWATのメンバーが白人のみだからに他なりません。(それにしても、暴動、略奪が激化してSWATまでが出動となると、まるで内戦状態さながらです。)

救援活動やブッシュ大統領の現地視察が大変遅かったのは既に報道されているとおりですが、被害者が黒人ばかりなので、あまり気にしていないというのが本音でしょう。それにしても、なぜ被害者が黒人ばかりなのか?話は単純で、ニューオーリンズの46万人の人口のうち3分の2が黒人で(19世紀に米国最大の黒人奴隷市場があった影響)、他の米国の大都市と同様に、街の中心部に黒人が多く住み、郊外の山の方に白人が多く住んでいるという”住み分け”構造ができていること、そして、白人富裕層は自動車で早々と脱出することができたものの、黒人貧困層は自動車を持っていないため、街の中心部に取り残されてしまったことが理由として挙げられるでしょう。

今回のハリケーン被害では、テロ対策やイラク戦費に多額の予算が投入されていながらも、ニューオーリンズの堤防の補強工事がほとんど行なわれていなかったことも問題視されています。まあ、ブッシュ大統領にしてみれば、もともとインフラ整備が遅れている黒人居住者が多い街の防災費用よりも、テロや戦争に沢山お金を掛けたかったのでしょう。また、今回の災害の影響で、全米のガソリンが高騰して私も困っていますが、結局のところ、これによって利益を得るのは、石油会社と、その権益に関連したブッシュ政権の幹部たちだけです。思うに、9.11テロ、アフガニスタン侵攻、イラク戦争、ハリケーン被害といったように、何かが起こるたびに毎度のように石油価格が上昇している現状を見ると、一連のテロ、戦争、災害は、すべて石油価格高騰を目的にブッシュ政権が意図的に仕掛けているのではないかと思ってしまうほどです。

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2005年9月 2日 (金)

米国南部ハリケーン被害

日本でも大きく報道されていると思いますが、ルイジアナ州やミシシッピー州など米国南部では、大型ハリケーン「カトリーナ」の被害が深刻です。そこから遠いカリフォルニアには、当然のことながら、全然影響がないのですが、ガソリン価格の高騰が気になります。1ガロンあたり2.7ドル程度だった価格が、一夜にして3ドルを超えてしまいました。私が米国に来た当時(2001年初頭)は、1ガロンあたり1.5ドル程度でしたから、その頃の二倍以上になったことになります。サンフランシスコ・ベイエリアに行くために車のガソリンを満タンにしていこうと計画していたため、この価格高騰は個人的にはショックです。なお、被災地周辺では、略奪はもちろんですが、1ガロンを6ドルで販売する悪徳ガソリンスタンドなど、「金は取れるときに取る、取れる奴から取る」という”米国的金儲け”を実践する輩が早くも出没しているようです。

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2005年7月22日 (金)

NEWS未成年メンバーの飲酒問題

日本では、人気アイドルグループNEWSの未成年メンバーの飲酒問題が話題になっているようですが、どうして大きな騒ぎになっているのか、私には良く理解できません。大学の”新歓コンパ”と称する飲み会などで、18歳、19歳の新入生が上級生に無理やり酒を飲まされているのは、皆さんもご周知の通りです。本当に未成年の飲酒がいけないことだと思うのならば、米国のように”未成年である可能性が決してゼロとはいえない人”を対象に身分証明書の提示を求めた後に、アルコール類を出すようなシステムにすればいいのです。未成年が簡単に酒にアクセスできる社会環境の方が問題であって、”酒を勧めた大人たちが悪い”という主張を声高に叫んだところで、結局のところ、ほとんどの人は”菊間アナウンサーは運が悪かった”程度の認識しか持たないでしょう。

それに対して、米国はあまりに厳しすぎます。35歳の私ですら、ときたま飲み屋で身分証明書の提示を求められたりしますが、日本人がいくら若く見えるとはいえ、40歳過ぎの人たちまでもが身分証明書の提示を求められている光景を目撃したりすると、本当に驚いてしまいます。米国人の狂った感覚は”舌”だけではないようです。

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2005年7月13日 (水)

フランス語は確かにヘンです

東京都の石原慎太郎知事が「フランス語は数を勘定できず国際語として失格」などと発言したのは名誉棄損に当たるとして、都内のフランス語学校校長及び生徒のほか、日本人のフランス語研究者ら21人が、石原知事を相手取り、新聞への謝罪広告掲載と慰謝料を求めて東京地裁に提訴したそうです。

「フランス語が数を勘定できない」というのは、当然のことながら極論で間違いですが、フランス語は確かに、随分とヘンな数勘定をします。例えば、70は、soixante-dix(スワサント・ディス)、つまり「60と10」ですし、80は、quatre-vingts(カトル・ヴァン)、つまり「4かける20」です。90に至っては、quartre-vingt-dix(カトル・ヴァン・ディス)、つまり「4かける20と10」となってしまうのですから、算数が苦手な人には、何だか訳が分からないでしょう。私も最初フランス語を勉強したときに唖然としたのを覚えています。

このように、石原知事の発言は、きちんとした根拠があることが多く、そういった意味では暴論ではないのですが、言い回しに問題があったり、一方的かつ断片的な内容しか述べなかったりするため、毎回のように問題になるわけです。以前の「『文明がもたらしたもっとも悪(あ)しき有害なものはババア』なんだそうだ」という発言にも確かに一理はあるのですが、結局訴えられていました。作家であるというのにも関わらず、石原知事の”あまりの短絡さ”、”あまりの語彙・表現の乏しさ”は、同業者として本当に理解に苦しみます。

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2005年6月15日 (水)

マイケル・ジャクソンに無罪評決

日本でも大きく報道されていることと思いますが、マイケル・ジャクソン被告が、訴えられていた10件のすべての案件で無罪となりました。要するに、「有罪にするだけの証拠がなかった」ということのようですが、判断に1週間以上も要したことを考えると、陪審員が「相当疑わしい」と思っていたことだけは間違いありません。今回は、閉廷後、12人の陪審員全員が記者会見に臨んでいました。普通の一般人が、このように平気でテレビに登場して会見するというのも、いかにもアメリカらしいと思いましたが、良く考えてみると、マイケルが無罪だったからでしょう。もし有罪になっていたら、世界中からやってきた裁判所の外にいたマイケルのファン(先日のブログでも紹介しました)が暴徒化し、陪審員の身に危険が及んでいたかもしれません。

なお、本日のロサンゼルス・タイムズでも、やはりこのニュースは非常に大きく扱われていました。

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2005年6月 6日 (月)

どうなる、マイケル・ジャクソン?

マイケル・ジャクソン裁判が結審しました。週明けにも陪審員による評決が下る予定ですが、マイケルは、いったい、どうなってしまうんでしょうか?裁判のポイントは、マイケルが本当に少年にHなこと(性的虐待)をしたのか、それとも金目当ての”でっちあげ”なのかといった単純なものです。正直なところ、それを証明する方法などないため、結局のところ、陪審員が「マイケルならやりそうだ」と考えるか、「マイケルがそんなことするはずがない」と考えるかで、彼の運命は決まるのでしょう。性的虐待のほか少年に無理やり酒を飲ませたなんて話もありますが、疑われている10の罪すべてで有罪になると、マイケルは20年以上の禁固刑を受けるかもしれないそうです。

昨日のロサンゼルス・タイムズの1面では、裁判所の前で「マイケルの無罪」を訴えるファンの方々の写真が出ていました。右の人形は、ちょっとマイケル本人を美化しすぎではないでしょうかね?また左の方には、「無罪」という漢字が書かれたプラカードを掲げている人がいますが、陪審員の中に中国人か日本人でもいるのでしょうか?いずれにしましても、来週の評決が大変気になります。

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2005年5月20日 (金)

世界が見えない米国人

先日、『日経ビジネス』のバックナンバーを読んでいたら、伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長の連載コラムで、米国人のパスポート保有率がわずか15%であることが紹介されていました。極東の島国に篭っている日本人ですら、パスポート保有率は25%を超えていますから、いかに米国人が世界を知らない人たちかがお分かり頂けると思います。そもそも、米国人の多くは、自分と自分の周りのことにしか興味も関心も持っていません。ですから、イラク戦争が、あれだけ世界中から非難されても、彼らはまったく気にしないのです。(中国や韓国でデモが起こったくらいで過敏に反応する日本人とは好対照です。)

また、私は米国に住み始めて以降、よく中南米に旅行に出掛けますが、多くの米国人から奇異な目で見られています。なぜなら、彼らはラテンアメリカを未開の物騒な国々だと勝手に決め付けているからです。実際に、メキシコやカリブ海のリゾート地を除くと、ラテンアメリカを実際に旅行した人や、計画を立てている人に出会うことなど、ほとんどありません。米国人の旅行先は、たいてい米国内で、国外に出るのだとしても、カナダかメキシコのリゾート地と相場が決まっています。中南米に興味を持ち、スペイン語なんか習っている人たちなどは、相当風変わりな連中だとみなされていますから、当然のことながら、日本に興味を持ち、日本語を習っている人たちなんかも、その同類と見られているのは間違いありません。こんな感じですから、私が中南米を旅行する度に、「女はどうだった?」とか「病気になっていないか?」といったレベルの低い質問しかしてこない米国人男性も一人や二人ではないのです。米国という、世界各国から移民が大勢来ている土地に住んでいるのにも関わらず、この程度の世界認識しかないというのは本当に悲しいことです。

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2005年5月17日 (火)

東京都少女監禁事件

インターネットのチャットで知り合った18歳の少女を三カ月以上にわたって監禁していた24歳の男性が逮捕されました。少女の首に犬の首輪を付け、鎖でつなぐなどして部屋に監禁した上、自分自身を「ご主人様」と呼ばせて毎日虐待していたそうです。まさに、18禁の「調教ゲーム」(無垢な女性を騙して監禁し、調教しながら性奴隷に育て上げていく)の内容そのものです。恥ずかしながら、私も1990年代、この種のゲームを(少しだけ)したことがありますが、確かに「征服欲」を満たしたい人には格好の内容かもしれません。いずれにしましても、こんなバーチャルな話を、まさか現実世界で本当に実践してしまう人間がいるとは思ってもみませんでした。まさに「鬼畜」の所業と言えるでしょう。この容疑者、過去にも同じような犯罪を犯していることから、再犯の恐れは極めて高いものと思われますが、こういった凶悪な性犯罪者に対しては、「懲役○年」などという単純な刑罰を与えるのではなく、相手に与えたのと同じ苦痛を味あわせるというのも良い方法かもしれません。(つまり、徹底的に虐待する!)精神的なショックを受けて「更正」するような気がするのですが・・・。(2日続けて日本国内のネタですみません。)

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2005年5月15日 (日)

TBSホームページにおける新聞記事盗用

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米国に住み始めて以来、動画ニュース(TBS News i)を見るべく毎日TBSのホームページにアクセスしていますが、ここのところ、トップに「TBSホームページにおける新聞記事盗用について」という謝罪文が出ています。当ホームページのスポーツ関連ページを担当していた担当部長が新聞記事を盗用した上、その責任を外部ライターに擦り付けようとしていたとのこと。確かに「盗用」はイケナイことですが、実のところ、「盗用」と「参考」の区別は、意外に難しいところです。このTBSのケースでは、どの程度の類似度だったのでしょうか?実際にTBSホームページの記述と、盗用されたとされる読売新聞の記事を比較してみました。

<2005年4月27日 TBSホームページ 編集長コラム「DUGOUT」 黄金週間>から抜粋
「数々の強打者達が川上に追いつき、追い越して行きました。生涯の安打数で川上を上回った選手は9人で、その1位は張本勲の3085本、2位は野村克也、3位が王貞治。しかし、2000本到達時の試合数は、今なお川上が1646試合で最速です。続いて2位に長嶋茂雄、3位は張本勲。2000本以上の選手のリストは、まるで強打者列伝のようです。そこに、今夏40歳になる古田が名を連ねました。」
「大学―社会人を経てのプロ入りでこの大記録に達したのは、古田以外にはいません。メガネの選手でも初めてです。捕手としては野村以来2人目。大卒時、ドラフトで指名されなかった悔しさをバネに、捕手の目でバッティングを磨いてきました。日曜日、記念のボールはスタンドに投げ入れました。自然なファンサービスに加えて、「記録は通過点」の意思表示です。」

<2005年04月25日 読売新聞:[よみうり寸評] 2000本安打 ヤクルト古田に独自の輝き>から抜粋
「数々の強打者たちが川上に追いつき、追い越して行った。生涯の安打数で川上を上回った選手は9人で、その1位は張本勲の3085本、2位は野村克也、3位が王貞治◆2000本到達時の試合数は今なお川上が1646試合で最速。さすが打撃の神様だ。続いて2位に長嶋茂雄、3位張本勲。2000本以上の選手のリストは打撃の神々の列伝のようだ。そこに今夏40歳になる古田が名を連ねた」
「大学―社会人を経てのプロ入りでこの大記録に達した選手はこれまでにない。メガネの選手も初めて◆捕手では野村以来2人目。古田の記録は他の神々にはない独自の輝きがある。大卒時、ドラフトで指名されなかった悔しさをバネに捕手の目で打撃を磨く。記念のボールはスタンドに投げ入れた◆自然なファンサービス、加えて「記録は通過点」の意思表示だ。」

確かに、これは酷い・・・。「だ・である」調が、「です・ます」調に変わっているだけで、ほとんどが原文のままです。いくら内勤になってネタがなかった状態だったとはいえ、ここまで同じ文章にするとは・・・。35本もの新聞記事を盗用しておいて「魔が差した」などという弁解も信じられません。思うに、「どっちみちホームページの記事なんか誰もまともに読んでくれやしないさ・・・」といった、”閑職に回された窓際族社員の歪んだ精神構造”が、今回の事件の本質なのではないでしょうか?

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2005年5月11日 (水)

戦争の民営化

イラクで新たに邦人が拘束されました。その人物が英国の警備会社(実態は民間軍事会社Private Military Company)に勤めていたことから、日本でも民間軍事会社の実態について報道されているようですが、米国では既に「ビジネス・ウィーク」誌(2003年9月15日号)で「戦争のアウトソーシング」という特集が組まれたりしています。早い話、民間軍事会社というのは、駐在員として社員を戦地に送り込み、そこで軍事サービスを提供して、正規の軍人の肩代わりをするビジネスを行っているわけです。

今回のイラク戦争が開始された当初から多くの民間軍事会社が介入していますが、その中でも特に有名なのが、チェイニー副大統領がCEOも務めた大手石油会社「ハリバートン」の子会社「ケロッグ・ブラウン・アンド・ルート(KBR)」です。ケロッグ社は兵站業務(郵便配送、物資輸送など)を得意とし、旧ユーゴスラビア紛争、ソマリア紛争、ルワンダ内戦、ハイチ攻撃などに関わっています。イラク戦争では、軍事サービスの2、3割が民間企業にアウトソーシングされているそうですから、要するに、戦費の2、3割が外注費に使われている計算になります。

そもそも、米軍が軍事サービスの一部を民間企業に委託するようになった理由は、冷戦終結後、経費節減に迫られ、軍人の数を削減してきたからに他なりません。大勢の軍人を常時確保するよりも、戦争が発生したときだけ軍事サービスを民間に委託する方が圧倒的に経済的なわけです。特に米国人は市場原理に基づいてすべてを考える人たちですから、民間軍事会社が台頭してきたのは当然の帰結のようにも思えます。

なお、先ほど取り上げたケロッグ社のように、戦争の後方支援をしているくらいなら、まだいいのですが、アンゴラ内戦では、政府軍と反政府軍のそれぞれが民間軍事会社(この場合、南アフリカ共和国の会社)に対して実際の軍事行動を業務委託してしまったため、最新兵器が大量投入された挙句、多くの民間人が殺戮される結果となりました。まあ、民間企業は利益最優先ですから、それも仕方がないのですが・・・。

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2005年5月 8日 (日)

尼崎・列車脱線事故 その後の報道

日本では、JR西日本の社員が、事故が発生しているというのにボーリング大会を開いたり、その後も、ゴルフ・旅行・懇親会等を実施していたことが判明し、大変な批判を浴びています。しかしながら、正直なところ、騒ぎ過ぎのような気がします。不謹慎なのは間違いありませんが、彼らが事故に対して何かできるというわけでもないし、「JR西日本の社員だからけしからん!」というのも、いかにも日本的な発想です。どこまでが会社としてのイベントで、どこからが個人としてのイベントとなるのか、その切り分けすら難しいのにも関わらず、ここまで叩くのは、さすがにやりすぎでしょう。それよりも、こういった事故が発生しないよう、どのように再発防止に努めるか考える方が先決ですし、それはJR西日本だけに課された課題ではないと思います。

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2005年5月 3日 (火)

フリーウェイ・シューティング

米国では、高速道路を走行中に、突然横に付けてきた車から発砲されてしまうという、いわゆる”フリーウェイ・シューティング”の事件が、たまに起こります。先月の24日の深夜、私の家からも、そう遠くないオレンジ郡タスティン市のフリーウェイ55号線(フリーウェイ5号線との分岐付近)で、フリーウェイ・シューティングがありました。3月と4月の2ヶ月間に、ロサンゼルス都市圏では、何と4名もの人がフリーウェイ・シューティングで亡くなっています。

ロサンゼルス近郊は、車が唯一の移動手段ですから、誰もが同じような被害に遭う可能性を持っているといえます。時速120キロメートル前後の速度で運転している人ばかりのフリーウェイでは、はっきり言って犯人を探し出すのは相当難しいといえます。なぜなら、他のドライバーも高速で移動中のため、発砲の音に気づくはずもなく、また、事件を近くで目撃しても、単なる交通事故だと思ってしまうからです。犯人もあっという間に逃走できることもあって、これらの事件もすべて未解決のままです。単なるストレス解消から無差別に発砲してしまう人がいるのは、本当に困ったことです。

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2005年4月27日 (水)

尼崎・列車脱線事故

兵庫県尼崎市で発生したJR福知山線(宝塚線)の列車脱線事故では、死者が100名を超える可能性が出てきました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。

この事故については、米メディアの関心も非常に高く、昨日のロサンゼルス・タイムズでは1面トップに写真が掲載され、大々的に報じられていました。(ニューヨーク・タイムズでも1面トップの扱いだったようです。)

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2005年4月23日 (土)

Wendy's 指入りチリ事件の顛末

3月末以降、ずっと騒ぎになっていた”Wendy's 指入りチリ事件”に関して、本日、大きな展開がありました。

この事件、もともとの発端は、3月25日に、ラスベガスに住むアンナ・アラヤさん(39歳)が、サンノゼのウェンディーズで料理のチリの中に入っていた”切断された人間の指”を噛んでしまったという出来事に遡ります。アラヤさんは「精神的なショックを受けた」として、早速弁護士を雇ってウェンディーズを訴えることを発表しました。(指は本物で、丁寧にマニキュアまで塗られていた。)

警察は、誰の指が特定するべく、FBIの5千万件の指紋データベースと照合しましたが、該当者は見つかりません。ウェンディーズもどこから指が混入したのか、5万ドルの懸賞金(その後、10万ドルに増額)まで掛けて徹底調査をするのですが、結局、何も手がかりは出てきませんでした。(従業員で指をなくした人もいなかった。)この事件を契機にウェンディーズの売り上げは激減し、特にサンノゼ周辺の店舗では、売り上げが半分近くにまで下がってしまったのです。

その後、4月に入ってから事態は急変します。何と、指の”発見者”のアラヤさん、職場の元上司に対してセクハラ訴訟を起こしたり、ホイールが脱輪したとして車のディーラーに対して損害賠償請求の訴訟を起こしたり、食事後に娘が病気になったとして他のファストフード店を訴えたりするなど、いわゆる”訴訟マニア”であることが発覚し、アラヤさんの”自作自演の狂言”ではないか、という可能性も出てきたのです。

警察も、さすがにアラヤさんが相当疑わしいと思ったのか、アラヤさんの家で大規模な家宅捜索を開始します。どういうわけか、冷蔵庫や貯蔵庫の中ばかり見ていったそうですが、結局、家宅捜索でも指らしきものは何も出ませんでした。雲行きが悪くなってきたためか、アラヤさんは警察による家宅捜索、過度の報道が「精神的な苦痛となった」として、ウェンディーズに対する訴えを突然取り下げます。

その後も特に手がかりは何も出て来ず、警察の捜査が行き詰っているような印象を周囲に与えていましたが、突然、昨晩になって、アラヤさんはラスベガスの自宅で逮捕されてしまったのです。”ついに事件が解決したのか?”と思ってテレビをつけてみましたが、今回は、ウェンディーズに250万ドルの経済的被害を与えたとして重窃盗容疑としての逮捕。(アラヤさんの家族は、ヒスパニック系女性に対する人種差別による不当逮捕だと主張しているらしい。)依然として指の入手経路は不明なままですが、これをきっかけに事件が解決に進むことを期待しています。

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2005年4月22日 (金)

薬物大国、アメリカ

日本国内では認可されてない薬が大量に出回っていたり、日本国内では医師の処方箋が必要な薬がスーパーマーケットで普通に売られていたりするなど、米国は明らかな”薬物大国”です。

肥満になったり、疲労感を感じやすくなったりしても、米国人の多くは、それを自分の努力で何とかしようとは考えず、薬の力で何とかしようと考えます。非常に太りやすい体質の人ならば仕方がありませんが、食べすぎや運動不足で太ってしまった場合は、食べる量を減らすとか、適度な運動をして問題の解決を図るべきですが、どういうわけか、米国人はすぐに怪しげな”やせ薬”に手を出してしまいます。

薬のパワーも日本国内に出回っているものとは比べものにならず、当然のことながら、副作用や誤用による死亡が後を絶ちません。米国では、薬の副作用または誤用などで年間10万人以上が死亡していると推測されています。これにより、”医薬品の副作用・誤用による死亡”が、心臓病、がん、脳卒中に続き、米国の死亡要因の第4位となっています。 ”何でもかんでも薬に頼る”という姿勢がどれほど危険なのか、皆さんにもお分かり頂けるかと思います。

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2005年4月19日 (火)

中国の反日デモについて

米国でも中国における反日デモについて報道されていますが、この件について私見を述べたいと思います。

まず、過去の歴史を見直してみれば明らかですが、中国が東アジア世界の中心であったことは間違いありません。そんな中で、歴代の中国王朝に長らく朝貢を続けてきた韓国やベトナムとは異なり、途中から言うことを聞かなくなった日本は、中国から見れば可愛くない”野蛮国”になるわけです。基本的に、”劣った連中”だと思われていますから、結局、中国に日本が対等に扱われることなど、逆立ちしても有り得ず、ひたすら”頭を下げる”しかないわけです。ですから、日本が国連の常任理事国入りを諦めたり、歴史認識で中国側に更に譲歩したり、小泉首相が靖国参拝を中止したり、過去の侵略の歴史について”心からの謝罪”をしたとしても、基本的に日中関係は大して変わらないでしょう。

中国に文句を言われないようにするためには、”中国の言いなりになること”しかないと思います。中国の言いなりになりさえすれば、もう属国も同然ですから、相手は大満足です。日本民族の誇りがすべて失われるという欠点がありますが・・・。

また、実現不可能だと思いますが、”中国を支配すること”もひとつの方法です。ご存知のとおり、モンゴル人や満州人(女真人)など、漢民族の周辺にいた異民族は、中国を侵略して王朝を築いた際に、自ら漢民族の文明と融合しながら漢民族を統治するという方法を取りました。戦前の日本は、これを真似ようとしたようですが、結局、失敗しました。失敗した挙句、満州にあった南満州鉄道をはじめ、日本が開発した多くの資産が丸ごと中国に持って行かれてしまいました。(朝鮮半島や台湾でも同じようなことが起こりましたが・・・。)今回、中国は日本を排斥することによって、日本企業が既に中国に作ってしまった工場・技術・ノウハウなどをそのまま横取りしてしまおうと考えているようにも思えます。

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2005年3月31日 (木)

シャイボさんの尊厳死問題(その2)

テリ・シャイボさんの尊厳死問題の続報です。連邦地裁がシャイボさんの両親の訴えを退けた後、連邦高裁と連邦最高裁も、それと同じ判断を下しました。 実質的に、もう延命のための法的手段は尽き果てたと言えるでしょう。既にシャイボさんの栄養チューブが外されてから13日が経過し、シャイボさんの生存は絶望的と言われています。

米国でテレビや新聞の報道を見ていると、相変わらずシャイボさんが収容されているホスピスの玄関前で、延命を求める人たちが抗議行動を繰り広げています。そんな中、水や食物をシャイボさんの病室に届けようと、警察の立ち入り禁止線を乗り越えるなどして、10歳の子供(!?)を含む47人が逮捕されたそうです。

その他にも、「シャイボさんの夫を殺害すれば25万ドル、尊厳死を認めた判事を殺害すれば5万ドルの報奨金を出す」とのメールをメディアに送りつけた男性が逮捕されたり、 「シャイボさんを助けるため」として銃砲店に押し入った男性が逮捕されたりしています。 さらに、尊厳死を支持しているシャイボさんの親戚が脅迫を受けているほか、尊厳死を認める判断をしたフロリダ州地裁の判事も、脅迫が激増している中、24時間態勢で警護されているとのことです。(本当に狂信者は恐ろしい・・・。)

とにもかくにも、共和党とブッシュ兄弟(大統領とフロリダ州知事)の政治介入が事態を複雑化させたのは間違いなく、さすがに米国人も嫌気がさしてきたのか、CNNテレビとUSAトゥデー紙の調査で、大統領の支持率が過去最低の45%に落ち込んだそうです。世論が意外に冷静なことに驚きましたが、いずれにせよ、世論が尊厳死を容認する方向に流れていることから、おそらくシャイボさんの死亡も時間の問題だと思われます。

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2005年3月23日 (水)

シャイボさんの尊厳死問題

ここのところ米国では、フロリダ州の女性テレサ(テリ)・シャイボさんの尊厳死問題が政治問題化しています。シャイボさんは、1990年に心臓発作を起こして昏睡に陥って以降、15年にわたって植物状態。「尊厳死を認めるべき」と主張する夫と、延命を求めるシャイボさんの両親との争いが続いてきました。そして今月18日、州裁判所の判決に従い、命綱ともいえる生命維持用の栄養チューブが取り外されたのです。

実は、シャイボさんの栄養チューブが外されるのは、これで3回目。 1回目は4年前で、この際は両親の訴えが認められて、わずか2日後に元に戻されました。2回目は2年前で、このときはブッシュ大統領の実弟であるフロリダ州のジェブ・ブッシュ知事の命令により、6日後に元に戻されたのです。

そして今月2月、「これ以上の長期化は好ましくない」として、州裁判所は3月18日にチューブを外すことを認める決定をし、この日が近づくにつれ、共和党の尊厳死阻止の動きが本格化したのです。共和党主導の連邦議会は、シャイボさんや医師を公聴会に召喚する手続きを取るなどして延命工作を図りました。どうして、ここで共和党が出てくるのかというと、それは、尊厳死に反対するシャイボさんの両親を応援している”宗教右派”が、共和党の大きな支持勢力であるからです。宗教右派の人たちは、尊厳死も人工妊娠中絶と同様、”生命に手を加える行為”であり、絶対に阻止しなければいけない”野蛮”なものと考えているようです。

結局、共和党側は栄養チューブ除去の阻止に失敗。今度は新たな奇策を打ち出します。21日未明、共和党主導の連邦議会は、復活祭(イースター)に伴う休会に入ったばかりであったのにも関わらず、週末を返上して本会議を召集。尊厳死を認めた州裁判所の決定の是非について連邦裁判所が判断できるようにする法案を可決したのです。テキサスでの休暇を切り上げて急遽ホワイトハウスに戻ったブッシュ大統領は、この法案に直ちに署名。そして、「このようなケースでは生命を尊重する方向で考えるべき」との声明まで発表したのです。

これを受け、シャイボさんの両親は、成立したばかりの法律を根拠に連邦地裁に審査を申し立て、栄養チューブ再挿入への望みを託します。しかしながら、連邦地裁は22日、両親の訴えを退ける決定を下したのです。当然のことながら、シャイボさんの両親は直ちに連邦高裁に控訴しました。今後の動きに目が離せません。

個人的には、これはシャイボさんの家族の問題に過ぎないと思っていましたが、ついにブッシュ大統領までが登場し、大きな政治問題となってしまいました。共和党やブッシュの今回の一連の行動は、支持母体の宗教右派に対する単なるパフォーマンスに過ぎないような気がしますし、シャイボさんの両親を応援している宗教右派にしても、本心では、シャイボさん本人や、その家族のことなんかはどうでもよく、キリスト教に基づく彼らの宗教的信念だけが、その動機付けとなっているような気がします。いずれにせよ、シャイボさんが衰弱死してしまうと思われる1~2週間先まで、この騒ぎは、まだまだ収まりそうもありません。

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2005年3月17日 (木)

ピーターソン裁判

本日、米国では、スコット・ピーターソンという人物に対する死刑宣告が裁判官により正式に言い渡されました。今はそのニュースで大騒ぎです。既に昨年の陪審員の決定で”死刑”ということになっていたので、今回の結果は、それほど驚くべきものではありませんでしたが・・・。

今回は、知識のないであろう日本の皆さん向けに、2年間にわたり全米のメディアが注目してきた、このスコット・ピーターソン事件のあらましについて、少しご紹介してみましょう。

まず、2002年のクリスマス・イブに、カリフォルニア州モデスト市(サンフランシスコとロサンゼルスの中間あたり)で、妊娠8カ月のレーシー・ピーターソンが、突然、行方不明となりました。当日、早朝から釣りに出かけ夕方遅くに自宅に戻ってきた夫のスコット・ピーターソンは、家にいるはずの妻がいないということで、妻の実家に連絡。その後、地元警察署に捜索願を出しました。家族、近所、警察などが必死の捜索活動を進めるのですが、何の手がかりも出てきません。そんな中、夫のスコットは、この捜索活動にあまり熱心ではなく、また、そもそも、大切なクリスマス・イブを妻と一緒に過ごさずに一人で釣りをしていたということから、当初から犯人ではないかと疑われていました。

そして、捜索から約4ヶ月後、サンフランシスコ湾のバークレー沖で、頭部と四肢のないレーシーの遺体と、体外に出た”へその緒”がついたままの胎児の遺体が別々に発見されました。遺体が発見された場所が、当日スコットが釣りをしていたと供述していた場所に近かったことから、警察はスコットの逮捕状を請求しました。

そのとき、スコットは、両親の実家のあるサンディエゴにいたため、そこで逮捕されることになるわけですが、メキシコ国境からわずか20キロほどしか離れていなかったことや、髪の色を金髪に染めて1万5千ドルもの大金を持っていたことなどから、逮捕前にメキシコに逃げようとしていたのではないかとも言われています。(真相は良く分かりません。)

こうしてスコットは逮捕されたのですが、裁判では一貫して無罪を主張します。そんな中、スコットが浮気をしていたことが発覚し、さらには、その浮気相手に対して自分が独身であると偽ったり、また、お正月はヨーロッパに行っているとヨーロッパから電話しているふりをしていたなど、様々な嘘をついていたことが発覚し、スコット・ピーターソンは「妻を欺いて浮気をし、さらに浮気相手まで騙していた女たらしの嘘つき」ということになり、全米の世論を敵に回すこととなりました。

カリフォルニア州法では胎児も殺人の対象となり、2人の殺人(ダブル殺人)ということで、有罪になると死刑か終身刑しかないため、メディアの報道はどんどん熱を帯びていきました。特に、レーシーが美人で明るい家庭的な白人女性であり、スコットがサンディエゴの資産家の息子でハンサムな白人男性であるなど、この夫婦が一見したところ典型的な”理想の白人家庭”を形成しており、それが夫の裏切りによって崩壊するという展開が、全米の注目を浴びたわけです。

いかにも米国らしいのは、テレビで犯罪に関する専門家などが持論を展開するのみならず、被害者、被告人双方の関係者が次々とテレビに登場しては、自分たちの心情を語っていたことです。また、陪審の過程が毎回詳細に報道されましたから、この裁判は全米の人々の話題をさらっていったのです。

スコットが相当疑わしいのは間違いないのですが、この事件は、物的証拠がまったくなく、状況証拠しかなかったのです。しかしながら、結局、陪審員の判断は「有罪」で「死刑」。決定的な証拠がないまま死刑にするのもどうかと思いますが、10年以上も前のかつての”OJシンプソン事件”では、相当疑わしかったOJが「無罪」となりました。この両者の違いは何なのでしょうか?

いずれにせよ、スコットが実際に殺したか否かということよりも、全米の人々の事件の背景への好奇心や、スコットに対する憎悪が報道の中心であったと思います。「死刑」という判断も、結局のところ、世論に流される形で決まったような気がします。実際に、陪審員の判断が下った当日、裁判所の外で生放送を聴いていた野次馬たちは、陪審員が「死刑」という声を発するや否や、拍手して歓声を上げるなど喜びを爆発させていました。(おい、お前たち、仕事はどうした?)さらに、閉廷後は、陪審員を代表して3人が記者会見に応じました。そのうち、髪の毛を真っ赤に染めたネエチャンは特に目立つ存在で、彼女が持論を展開する様子をテレビで見ながら、「こんな奴に人を裁かせていいのか?」と感じたのは私だけではないと思います。

果たしてシステムがまったく異なる日本で同じような裁判が行われた場合、どのような判決が出ていたのでしょうか?また、マスコミも加熱度も、どのようなレベルとなったのでしょう?いずれにしましても、事件報道のあり方というものを深く考えさせられた事件でした。

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2005年2月11日 (金)

日本のベンチャー企業について

今、日本では、ライブドアによるニッポン放送株の買収問題が話題になっているようですね。正直なところ、ソフトバンクにしても、楽天にしても、ライブドアにしても、やっていることは、一種の詐欺のようにも思えてきます。と言いますのも、彼らは投資家などから金を集め、その有り余った金を元手に好き勝手なことをしているようにしか見えないからです。ソフトバンクの場合、日本テレコムを始め、通信会社などを買収していますし、今回のライブドアにしても、既存のメディア企業に影響力を行使しようとしているだけです。(地方競馬に参入しようとすらしている。)要するに、彼らは何か新しいことを創造するのではなく、「インターネット事業との連携・相乗効果」とか、訳の分からないことを叫びながら、結局のところは、既に存在している会社や事業を買い漁っているだけなのです。一見すると、これらの会社の事業規模は拡大しているように見えますが、結局、新しいものは何も生み出されていません、今こそ、本当の意味での”付加価値”を創出する真のベンチャー企業の出現が望まれていると思います。

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2005年1月20日 (木)

NHKの番組改変問題

相変わらず生活に変化がないので、またニュース関連の話題です。最近、日本ではNHKの番組改変問題が話題になっているようですね。「政治家の圧力によって番組内容に改変が加わったか否か」という点に議論が集中しているようですが、「もともと放送しようとしていた内容の妥当性」については、どういうわけか、あまり論じられていません。個人的には、番組改変の理由はともかく、「従軍慰安婦に関する婦女暴行と性奴隷制の罪により昭和天皇は有罪」などという”極論”とも取れる結論で終わってしまう内容をそのまま放送することの方が、よほど問題のように思えますが・・・。(あと、NHKの人たちは、政治家よりも右翼の方が怖かったんじゃないんでしょうか。)

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2005年1月14日 (金)

青色発光ダイオード訴訟

最近、仕事ばかりしていて生活のネタがないので、またニュース関連の話題です。

皆さんご存知のように、東京高裁の主導により青色発光ダイオード(LED)訴訟の和解が成立しました。先の1審判決(04年1月)では中村修二・カリフォルニア大学教授側の主張が認められ、元勤務先の日亜化学工業に対して200億円の支払いが命じられましたが、今回の和解金額は8億4千万円。いくら何でも200億円は異常に多いとは思っていましたが、こうも一気に減額されると、日本の司法はどうなっているのか、まじめに裁判をやっているのかと、つい不信感を抱いてしまいます。まあ、1審判決の反省を踏まえ、今回は、一般の企業や世間の人々が「無難」だと考える金額にする方向で裁判所が決着を図ったのでしょうが・・・。中村教授は怒り心頭のようですが、個人的には、これくらいが落としどころのような気がします。

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2005年1月12日 (水)

性犯罪前歴者の居住地把握

本日はニュース関連の話題です。

日本では、奈良市の女児誘拐殺害事件が大きく取り上げられていますが、性犯罪前歴者の情報を警察が把握すべきか、また、それを地域住民に公開すべきか話題になっているようですね。小泉首相も、警察がそういった情報を把握できる制度の整備が必要だとの考えを示しながらも、地域住民への情報公開については、「アメリカでやっているが、なかなか難しい」と述べたそうです。

「アメリカでやっている」というのは事実ですが、では、実際に、どうやっているのでしょうか?私の住んでいるカリフォルニアの場合、以下のサイトで検索することができます。

http://www.meganslaw.ca.gov/

このページにアクセスし、「Continue」ボタンを2回押すと、検索画面になります。氏名、住所、市名、郵便番号、郡名、公園名、学校名から性犯罪前歴者(Sex Offender)を検索することができるようになっています。リストは顔写真付きで、特に危険だとされる人物については、正確な住所(アパートの部屋番号まで)が記載されています。そして顔写真をクリックすると、さらに、その人物の身長や体重、過去の性犯罪行為などが表示されるようになっているのです。

さすがに、小泉首相の言うように、日本でここまでのことをやるのは相当難しいでしょう。それにしても、罪を償って新たな人生を歩もうとしている人たちもいるはずなのに、いくら再犯のおそれがあるとはいえ、ここまで公開してしまっても良いものなのでしょうか?

ちなみに、サイトに「Megan's Law」とありますが、これは、ニュージャージー州に住むMeganちゃんが、近くに住む性犯罪前歴者の男に殺されたことを契機に、米国で性犯罪前歴者の情報を公開するようになったことに由来しているそうです。

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