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2005年4月20日 (水)

誘拐大国、アメリカ

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この写真は、ほぼ毎日のように自宅のポストに入ってくる "Have you seen us?"(私たちを見掛けましたか?)のビラです(割引クーポン券やハガキ広告の裏面です)。これは行方不明者の”尋ね人”広告で、写真の下には、その氏名、生年月日、身長、体重、性別、失踪日などが記載されています。(牛乳パックの側面に出てきたりもします。)

日本ではあまり知られていないことですが、米国は誘拐大国であり、1年間で100万人以上の人が行方不明になっていると言われています。特に、85%以上が子供であり、ついさっきまで、そこら辺で遊んでいたはずの子どもが消えてしまうといった、いわゆる”神隠し”は、米国では日常茶飯事なのです。

もちろん、家出や迷子、災害に巻き込まれたりすることもありますし、誘拐とは言っても、離婚で揉めている両親の一方が親権調停の前に子供を勝手に連れ去っているケースも多いです。結婚したカップルの半数以上が離婚する国ですから無理もありませんが・・・。第三者に誘拐された子供たちは、売春業者や性的変質者などに売り渡されることも多く、チャイルドポルノや臓器売買の餌食になってしまうという話も、まんざら架空の話ではないようです。

行方不明となった子どもたちは「ミッシングチルドレン」と呼ばれており、米国にはこうした子供たちを探し出すための草の根の活動を行なっている多くの団体が存在します。(実際に、休日に私の自宅にやってきて寄付を求めてくる人までいました。) "Have you seen us?"のハガキを大量配布しているのは「National Center for Missing & Exploited Children」(NCMEC)という団体で、そのホームページは以下のURLにあります。

http://www.missingkids.com/

このフロントページにある”Quick Search for Missing Children”のところで、州名、誘拐された子供の性別、何年前から行方不明になっているか、といった情報を入力すると、失踪中の子供のプロフィールを写真付きで知ることができるようになっています。簡単に行方不明の子供をWebで検索できるというのも何となく恐ろしいですが、性犯罪前歴者の情報を地図付きで簡単に検索できる国ですから、そう驚くべきことではないのかもしれません。

ちなみに、「National Center for Missing & Exploited Children」(NCMEC)は、"Have you seen us?"を商標登録しているそうです。(何のため?)

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